さとびごころ25号、もうすぐ。

2016年04月12日

「さとびごころ」という小さな地域マガジンの編集をしています。

現在のところ、かかわる全員がライター等の本業をもち、
「書く」ことや「伝える」ことに何かしらの思いをもって、集まっております。

今回の号から創刊7年目。
わたしくは創刊から関わっていますが、昨年春号(21号)からカラー化し
すこし心構えが深まったようになって今に至ります。

季刊ですので年4回は、出稿前のヒーヒーした状態がやってくるのです(笑)
でも、印刷中の今だけはほっこりとして過ごせます。

まだほとんど知られていないマガジンだとは思いますが
ぜひ一度は読んでみていただけたらと思います。

毎号表紙を書いてくれているのは20年来の友人です。

内容は、こんな感じ。(※はわたくし企画担当ページ)(編集局ブログより)

http://satobi.blog.jp/archives/2016-04-11.html

特集は 画像にあるとおり、奈良の古民家の利用・活用術。フリージャーナリストの神野さん、
コミュニティーライターの西久保さんがペンを奮ってくださいました。奈良のすてきなリノベーション例がいろいろと登場しますよ。

「地域包括ケアを考える」のコーナーは、大和山市の中島院長先生から、ケアマネさんとお医者さんのコミュニケーションをとろう、という記事。大浦さんの思い入れのこもっているシリーズです。

そして今回から、新連載で 近畿大学の北川忠夫先生から生物多様性について考えてみるページができました。(※)

「森とともに生きる」のコーナーは、一年間続いた久住一友さんの連載最終回。谷林業を退職して久住林業として独立され、夢に向かう思いがつまっています。(※)

特集でも執筆していただいた西久保智美さんには、毎号「ならの『ものづくり』を訪ねて」というコーナーを担当していただいています。今回は、宇陀市にある「虫花風」さんをご紹介いただきました。

「講から地域自治を考える」のコーナーは、フリージャーナリストの北井弘さん。講や宮座のなりたちについて紹介してくださっています。

また、前回まで「ドイツの地方自治」を執筆してくださっていた柳原伸洋さんの新連載が始まりました。今回からは「地域ブランド大国ドイツ」。連邦国家として、地域ごとの特色があるドイツの、地域ブランドのものがたりを楽しく綴ってくださり、これからが楽しみです。

そして「家族野菜のある食卓」ということで、毎回、清澄の里粟の三浦雅之さん&陽子さんのご協力を得て大和野菜のレシピもご紹介しています。(※)

「暮らしの自然療法」は、イージーに病院や薬に頼るより、自然治癒力を高めたり自然のちからをいただいたりできるようにとの思いで企画しています。自然療法森の学校、クレメンツかおり先生が、美しくて美味しいコールドプレスジュースのことを教えてくださいました。(※)

25号だけの企画取材として、
今回は「奈良型作業道を訪ねて。」を企画しました。
ライターの赤司研介さんを、吉野林業地で、自然の法則に沿って作られる林業のための道・奈良型作業道にご案内し、実際に歩いてみた感想を書いていただいたり、清光林業の岡橋一嘉さんを編集局の阿南セイコが訪ねて思いをうかがっています。
奈良型作業道は、機会がありましたら、ぜひみなさんも視察(観光地ではないため、誰でも気軽に入れる場所ではないのですが)されてみてください。(※)

「コラム」にも変化があります。
「すてられそうなものを今の暮らしにもう一度」というテーマで、1年間連載してくださった恵古箱のメグさん、最終回でこれからの活動について語ってくださいました。(※)
新しく、「吉野の会便り」が始まりました。
「さとび的読書さんぽ」は、読書家の嶋田貴子さんの語り口がいい感じ。(※)
「京終かいわい」は編集局のある京終の魅力あるスポットを大浦さんが訪ねています。
十津川村を盛り上げようと活躍する学生さんのコラム「とつぷろ。」もあります。
今回から、ひっそりと、編集局阿南セイコが、今いろいろと話題になっておられるOFFICE CAMP東吉野のデザイナー、坂本大祐さんにお聞きしたコラム「一問一答」も始めました。(※)

年々、少しずつ、さとびごころも成長できてきているのかな、と思います。
一人でも多くの方に愛されたい願いつつ、お届けします。