愛媛県宇和島市 遊子で『段々畑』を買いました。

2017年11月21日

ブログが気になりながらも、仕事の海に潜り込んでいました。
今やっと水面に顔をあげて、ひと息いれたところです。

約1ヶ月のご無沙汰です。

今日は、先月愛媛に行った際に買い求めた本を紹介します。

宇和島市内から海ほうへ車で30分ほどの所に「遊水」(ゆす)という場所があります。
宇和島に着いた日の夜、ホテルでたまたま目にしたパンフレットを見て
「ここへぜひ行きたい」と思いました。
“耕して天に至る”という言葉があるほどに、急斜面に営々と開拓された段々畑の風景が残っているというのです。
(平成19年 重要文化的景観に選定されています)

奈良では見たことのない景観です。
(奈良に来た人が鹿を見てハイになるのと同じでしょうか?)

急峻な地形での開墾は困難だったことでしょう。先祖の汗が滲み込んでいるという表現がずっしりきました。

そこで買い求めたのがこの本です。

古くから人々に奉仕してくれた段々畑は、長い務めを終えて、今雑木におおわれた森の中で静かに眠っている。
そこで働いていたお百姓さんと、昔ながらの伝統行事を大切に守っている方たちを写し続けて半世紀あまり、
お話を聞きながらスケッチのつもりで撮った写真が、今では貴重な記録になり、後世に伝承する役割をするとは思ってもいなかった。

わたし(著者)の写真集としては第三集となる『段々畑』は、激動した戦後の宇和島周辺の暮らしを、昭和三十年代を中心に編集したものである。(まえがきより)

 

 

昔の人の働く姿は、耐えているように見えます。

でも、著者は「それでも、声をかけると表情は明るい」と記しています。

誰かに強制されたならば、きっと辛過ぎるであろう仕事を
自分たちのために、笑顔を忘れずに働いてきた人たちのシーンが
ページをめくるごとに広がっていました。

買わずに帰ることもできたのですが、
やっぱり手元に残しておきたいと思ったのでした。

『段々畑』

平成12年初版発行
平成19年 再販発行
著者 原田政章
発行 アトラス出版
〒790-0023 松山市末広町18-8
電話ファクス 089-932-8131

http://www.shikoku.ne.jp/atlas/

Next »