木造ビルができました

2016年07月29日

当方がお仕事でもしばしばお世話になり、家の者が勤めてもおります法人の、木造の新社屋ができました。
CLT というものを構造材とした工法で施工されたため、いろいろと話題になっていますが
わたくしにとって嬉しいのは、木造の空間の心地よさを誰もが体感できる場所が「食堂」という形で生まれたこと、
そして、それが奈良の木をたくさん使って作られていることです。

7月26日から28日までの四日間にわたり、お披露目会がありました。
ビルの説明や、施設の説明のあとで、食堂でおもてなし。
ここの食堂のたちあげを頑張ったのが、太めの料理長。お疲れ様(本当に大事なのは、これからですが)。

わたくしもボランティアとして、厨房をお手伝いしました。
ここでは、障害のある方もスタッフとして働いています。その厨房チームも、すっかり呼吸が合うようになり、
最終日の今日はわたくし、ほとんどやることがないくらいでした。
初日はビルの建設に関わりのある企業の社長様や関係者様、二日目は福祉関係の方を中心に、三日目は地元の中小企業家のみな様を中心に、
そして最終日の今日は、日頃から仲良くさせていただいている方がたを中心としたお招きとなりました。

食堂には、ライブハウスにもひけをとらないいい音が鳴るという音響設備もあり、ライブの実演も行われました。
本日は、この方。

シンガーソングライターのRさん。
お疲れ様でした。

今はぼーっと、気持ちよく疲れています。(仕事をしようかと思ったのですが、今夜は寝ます・・・)

お披露目会にいらしてくださったみな様、お忙しい中をありがとうございました。
特に、今日は、わたしのような、法人の職員でない者にとっても、日ごろから仲良くさせていただいている方が多くお見えになり、
また、先述のとおり余裕も生まれてきたので、やっとのこと、いろいろとお喋りする時間もあり、とてもいい経験でした。
このようなパーティーっていうのは、いらしてくださる方にとっては、隣の席がお知り会いでなかったりすると
少し手持ち無沙汰な気持ちになられるのではないでしょうか。
少しでもお声かけして、リラックスしていただきたいと、4日めにして、やっとそんなふうに思えるようになりました。
(初日は厨房業務に必死で、なかなかできなかったのでした)

これからも、この食堂には、何かと出入りすることになりそうなのですが、
そのときも、外部の方がお見えになったら、少しでも気持ちよく楽しく過ごしていただけるよう
笑顔でご挨拶したいなあと、心から思います。
太めの料理長も、たくさんの方にご利用いただけることを願っておりますので、
セミナー会場、パーティー会場などとして、ぜひご相談ください。
(ぷろぼの食堂 0742-81-3335)

そして、地元の木材を使ったこのスペースを通して、
木のこと、森のこと、愛しく思っていただけたら嬉しく思います。
ビルの本来の目的は福祉施設です。が、福祉とは幸せという意味。
それは、特定の人だけのものではないはずなのです。
この食堂にいらしてくださるすべての方の
幸せな気持ちのために、木の温もりのある空間は、きっと貢献すると思います。
この数日で、わたくし、確信しております。

最近、複数の方から「奈良にも、奈良の木を使ったCLT工場があっていいよね」というお声を聞きます。
集成材を「悪」のようにおっしゃる方もありますが、
いろいろな木の生かされ方があっていいのではとわたしは思います。
(接着剤は無害なものであってほしいです ^^)
これから、できれば「木思い」「森思い」な方がたによって普及が進むといいなと思います。

あと、食堂にはペレットストーブもあります。
ペレットも、いろいろと思うところがあるのですが
ひとまずは、
木がペレットとなって燃料という活躍の場を与えられてほしいと思います。
(薪もいいですが、都心部ではペレットかなと)
冬になったら、やさしい温もりを体感してみてくださいね。

寝よう。

(やべっち、写真借りマシタ)

PS 8月28日に、Rさんの出演するライブがあります。よろしければ、どうぞ。(わたくしもカレーのブースにおります)

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