麻への関心が高まっているのではないでしょうか

2016年09月23日

麻は悪くない、と考えるようになったのは5〜6年前のこと。
それはまでは、「だめ、絶対」の言葉を信じ、覚せい剤等のカテゴリーに入るものだと思っていた。
そんな人は多いと思う。

そうではないと知ったのは、神主をされている方からの言葉を人づてに聞いたとき。

そういえば、リネンも麻だし、麻のワンピースを着たこともある。
奈良の伝統産業には奈良ざらしがある。
麻と大麻はどうちがうのか?
大麻に興味を持つこと自体をタブー視してきたことを反省し、
まずは、知識が足りないな、ということで、本を読んだ。
ネットでも調べてみた。

そして、今では、麻の復活は重要なことだと思っているし、繊維としてのみならず
多様な分野で、もっともっと普及してほしいと願っている。

そう思っているせいか、麻関係の出会い続く。
鳥取県智頭町の取り組みには驚きと希望を感じた。
さとびごころに連載をしてくれていた人が「麻を自分のテーマにしたいと思う」と活動を始めた。
奈良で麻のNPO法人を立ち上げた人は、どうやら間接的な知り合いのようだ。
フェイスブックで知人が「麻の誤解をときたい」と投稿を始めた。
京都には麻をテーマにしたフェスがある。国際的なシンポジウムもあった。
最近では、クラウドファンディングで、「農作物としての大麻に関する書籍を書き、正確な情報発信をしたい」というプロジェクトが
あっというまに資金調達を達成したばかりか、その後も支援者が増え続け、倍の金額にまで集まっていた。

なんだか、、、、、変化がきている。

扇動的なキャンペーンなしに、
一人一人が気づき、考え、行動して起こる変化こそ、ほんものだと思う。

先述のプロジェクトを立ち上げたのは、大麻博物館館長の高安淳一さんというらしい。

1963年、栃木県生まれ。1984年3月東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業後、祖父の代からの写真店を営む傍ら幼少時より興味のあった大麻について 調べ続け、2001年12月那須大麻博物館開館。大麻のおかれている社会情勢から公的機関ではなし得ない 大麻農業と関連技術、遺物の保存を目指し活動を始める。2004年より大麻布の技術が予測していたものより遥かに深刻な事態 にあることから調査を本格化、後に日本にただ一人大麻生産から織りまでの技術を保持する奥会津の農家に師事し大麻布作りを学ぶ。次世代への継承が最大の課題で、暗中模索を続けながらの毎日をおくっている。

インタビュー記事はこちら

高安さんが開設された大麻博物館にも、行ってみたいな。

大麻博物館に行ったことのある人のブログ

Next »