さとびごころ27号ができました。

2016年10月23日

できました、と言ってからすでに日がたってしまっていまが
遅ればせながら報告です。

今回の特集は「人をつなげる本のある場所」

さとびのサイトには、まだ上がっておりませんが(汗)
定期購読の方、お世話になった方からお渡ししています。

スマホやタブレットがまたたく間に普及してから
電車の中の景色が変わりましたね。
老若男女、全員がスマホを操作されています。
かくいう自分もですが。

新聞や文庫本を読む人を見なくなりました。

その一方で、本は一人で「読む」だけでないという現象が起こっています。
本のある場所が魅力的になっているのです。
そこに本の好きな人が集まることで
出会いがあったり交流があったりするところに
着目してみたのです。

そこでは古本が新しいポジションを得ているような。

古本という言葉が似合わないのです。
誰かが愛読した本は、古びない、と感じます。
古本が並んでいると、
その本を選んだ人の意図に触れます。
どんな本をセレクトしておられるか、
そこに「人」を感じるのです。
そして、間接的なコミュニケーションが生まれてる。

「わたしも好きだな。この本を選んだ人と、気が合うかも」
「こんな本もあったのか。教えてもらった気分」
「あの子が好きって言ってた本だ。この機会に、あの子の感性に触れてみようかな」

古本を見る人は、いろいろ思うのかな。と、想像します。

新刊のほうでは、今どんどんと書店がつぶれている・・・という一方で、
店主さんの人がらやセンスが現れている小さな書店が注目されています。
奈良にも、そんな書店がありまして、
取材させていただきました。

 

 

それにしても、、、特集を終えてみると
あらためて「本」っていいなあ・・・という思いにひたっています。
取材を通じて何人もの「本を愛する人」たちに
お会いしたからかもしれませんね。

わたしの本棚は論説や実用書が多いのですが
文学書も、もうちょっと読みたいなあと思う読書の秋を迎えております。

追伸

今回の特集にも登場してくださった私設図書館ルチャ・リブロさんのブログ。
共感するなあ。。。
東吉野村の鷲家っていうところにあります。

http://lucha-libro.net/248/