ひと畝をはみだしつつある。。

2020年08月08日

隊長は、案外畑しごとに楽しみを見つけたようだ。

 

毎朝、いくぞ!と能動的である。

 

だんだんと、「今日は何をする」というテーマを持てるようになった。

 

最初に植えた豆は、虫に食べられた穴が増えていくのが気になるが、順調に育っている。
そのとなりを耕して、きゅうりの苗を植える予定。その近くにはネギを植えるといいらしい。
大葉が勝手に生えているのは、刈らずに残してある。

大葉の豚肉巻きが大好物だから、大葉は貴重だ。

 

 

少し離れたところに、草ぼうぼうだった畝があった。雑草の茎が木質化して、手強かったが
(隊長が)草刈機でなんとか復活させ、今日は初めて耕運機(借りています)で耕してみた。
三本鍬で耕すのとは訳が違う。早いし、土が細かくなり、ふわふわする。
少しガソリンの匂いがする。そして、草を巻き込むと大変なことになる、などを学習した。
(巻き込んだ草を取るのはわたし、、、)

ここには大根を植えるのだが、じゃがいもにも挑戦したくなっている。
師匠によると「じゃがいものコンパニオンプランツは人参」とのこと。
人参は、かつて真似事畑チャレンジをしたときに、冗談のように育たなかったので難しいと思う。
けれど、コンパニオンとして、収穫を期待せずに育てるのはオッケーだ。やってみたい。
玉ねぎも植える時期らしい。

じゃがいもと、玉ねぎと、人参があれば、生きていけるじゃないか。
希望が膨らんできた。。。ひと畝をはみだして、ふた畝になってしまうが、大丈夫か???

 

 

草ぼうぼうな場所を、あえてカマで切ってみると楽しい(狭い範囲だから、なんだろうけど)。
そして関心するのは3日もすれば、枯れて乾いて、今にも土に還っていきそうになること。
アスファルトに落ちたものは、犬のフンでもなかなか消えない。3ヶ月くらいは残る。
でも畑の分解力はすごいんだと思う。コンポストを設置する日が楽しみでしかたがない。

分解といえば、穴を掘って、草と籾殻等を重ねあわせて堆肥づくりも始めた。
畝づくりと同時進行なので今日は保留中したが、こちらも進めていく。
畑では菌ちゃんとも友達になりやすい気がする。働いてくれてありがとー。なんて、会話ができそうだ。

 

 

畑のすぐ隣をまほろば線が走っている。
ときどき電車が通り過ぎる。
こんな場所では、獣害はない。

街に近い場所で農地ゾーンを作れば、獣害の心配なく農業ができるのではないだろうか。
街の空気と水を美しくして、地産地消、身土不二をやればいいのではないか。
工場などは別の場所に計画的に誘致して、農地とは離すのがいい。
田んぼの中に無秩序に建物がちらほら建っていくのは、なんとかならないかなあと思う。

知人の農家たちは、獣害に苦しめられている。
電柵もお金がかかる。
本来、自然の力で可能なはずでも、コストをかけなくてはならないのが残念だ。
なぜこんなに獣害が深刻になってしまっているのだろう。
やはり山村に人の気配が減ったことが大きいのではないだろうか。
自然をこわさずに、人が行き交う山村、農村づくりができたならなー。