定年したら畑と友達になろう。きゅうりの追加種まき。
定年というのは、素晴らしいものだと実感している。隊長がほぼ世間でいう定年のころになって、退職。
年金はまだもらえないので、数年間はなんとかしないといけないけれど、ありがたいことにあと数年でそれはやってきます。
今借りている畑がいつまで借りられるのかわからないし、自分たちで畑を本格的に借りる決断もしていないけれど
畑と友達であり続けたいという気持ちは固まってきました。
定年になると、やることがなくなって奥さんに疎まれるという話を聞いたことがあるけど、今もそう?
「やること」が必要です。とくに男子は。
そこで知的な人たちは歴史探訪のお出かけ族やセミナー参加などをされます。これは観光地にはありがたいことですね。
もうひとつの選択肢として、畑をお勧めします。
いや全く興味も関心もない人には無理にとは言いませんが、もともとすこーし、食べ物の大切さなどが頭にチラチラあったけれども
多忙な毎日の中で、結局コンビニ弁当や、スーパーのお惣菜、外食、などなどに流れてしまうことが多かった人。
そろそろ健康寿命のことも気になり始めた人。そんな人なら、今すぐ畑ビギナーの道へ。
求めよ、さらば与えられん。
都市部に暮らし、農と接点が全くない人にとって、畑なんてハードルが高すぎて、いやいやいや、無理無理、と思ってしまうのはよくわかります。
農家になるのではありませんから大丈夫です。
まずは、接点を持ちましょう。「いったい、どういうことなの?」という知的好奇心と社会的問題意識を携えて、ネットを検索してください。
「援農」のチャンスなら、転がっています。酒米を作るボランティア。茶畑のボランティア。または、農業スクール。家庭菜園教室。観光とからめた農業体験。扉は、あちこちにあるものです。もしかしたら、親しい人が家庭菜園をやっているかも。今までスルーしていたことなのに、気づいてしまうことがあるかも。
そしたら、きっと、何かお困りのことがあるはずです。有機栽培をしている人なら草引きなど。これを謙虚な心でお手伝いさせていただきましょう。
お手伝してもらう側にも負担がないでもないので、あくまでもお困りごとにお応えする感じで。
だって、接点をもらえるだけでも「ありがとう」なんですもの。
そこで、気持ちいいなあ!と思ったらもう、才能あります。
もしかしたら、「これ、もって帰って」と、何かいただくかもしれません。その日のうちに食べてください。新鮮ないただきもの野菜がどれだけ美味しいか、ぜひお試しを。そして感謝をもって、また何かしてください。そしたらご縁が育っていきます。ここで焦ってはいけません。農の「の」の字も知らないのですし、いつ嫌になるかわかりません。無理せず、ちょっとずつ、時間のある範囲で、何か体験してみることです。
どこでどう転ぶかわかりませんが、そうこうしているうちに誰かとご縁が生まれます。
そのご縁から、定期的にお手伝いさせてもらえるようになると、いろいろとシミュレーションできます。この時期が大事かと思います。
ご縁がつながって、少し借りられるかもしれません。一人でやるより、教えてもらえるような先輩がいるほうがいいです。
ご縁のある人が、きっとその先輩にあたることでしょう。
ひとつやっては、ひとつ聞く。そんな感じでやってみましょう。面白くなかったら、あっさりやめてもいいのです。
野菜は、買えばいいのです。でも、面白かったら、、、あなたも畑ビギナーですね。
これから若者が減っていく
確実なことは、人口が減ること。若者が減っていくこと。そして、もう二度と、昭和のような経済的な成長はないであろうこと。
定年後の人生が、これまでよりも長くなるであろうこと。
その時間を、ただお金を使って暮らすだけでなく、何かを生み出して、使って、楽しむ方へシフトするんです。誰でも、その気にさえなれば作れるのが野菜です。枯れようが、へなへなになろうが、誰にも迷惑をかけるわけではなく、すべてが経験則という財産になります。
自分が食べる野菜、、、農薬や化学肥料を使いたいですか?それとも、土を微生物の天国にして、その微生物から栄養をもらった野菜がもりもりと育つほうがいいですか。目指すところは、もりもりですよね。外食を控えて、自宅のキッチンから生ゴミを生み出してコンポストに投入しましょう。収穫できるようになったら、おそらく食べきれませんから、ぜひ若い人にあげてください。若い人は、忙しい。お金もかかる。アトピー体質が多い。自分で畑なんてそれこそ難しい。
だから、定年した世代がそこを助けてあげましょう。そして、おいしさを伝えてあげましょう。
いつかは、自分たちが「先輩」になれるように。。
今日は、畑ビギナー活動から帰ってきて、そんな妄想をしていました。
今日の収穫=ピーマン、ししとう、ネギ。
ネギは、じゃがいも予定地に植えてあったものを救出。
じゃがいも予定地の雑草を刈りました。数日して、雑草がしなっとしたら、耕して、タネイモを植えられます。じゃがいもは、豆のように、堆肥をまいて2週間おいたり苦土石灰をまいたりしなくてもいいんだそうです(師匠のお告げ)。酸性土壌がお好きとのこと。冬になったらじゃがいも、食べたい!
師匠の畑では秋ナスが成長していました。
もうちょっと育ったら、もらっちゃおう。(もらいすぎないように気をつけなくちゃ)
昨日、きゅうりの訃報をお伝えしましたが、本日、跡地にあらたに追加で種を巻きました。元気なほうのきゅうりは、ツルが巻き始めています。