自分がいつか死ぬことをポジティブに意識して暮らす

2021年12月14日

ひとごとのように思っていた還暦を迎え、
周囲がなんとなく ドン引きしているように感じたりもした。

 

サラリーマンなら定年。これまでの所属先を去っていくとき。
個人事業であっても、定年こそないけれど、
何かシフトしていかないといけないタイミングのような気がする。

 

自分がそうなってみて、やけに感じたのは
すがすがしさだった。
生まれ直しと言われるだけのことはある。
どこからともなく湧いてくるその感触に、少々びっくりした。

 

今日生まれたあかちゃんが成人するくらいの間は、生きていることになるだろう。
健康寿命がどうなるかはわからないけれど、
この与えられた時間を最高に愉快に過ごしたい。
実際のところ、若いころよりも今のほうがずっとずっと生きやすい。
これからもそれは増していくような気がしている。

 

新しいことを学びたい。若い人から学ぶことも多いだろう。
重ねた年から得たものと、新しく学ぶことをミックスして
自分自身がいつも新鮮な感動を味わい、
誰かの役にたてたらいいのだけど。

 

まだ若い人はピンとこないかもしれないけれど
30歳以降は、10年が加速度的に早く感じるようになる。
つまりこれからの10年は、文字通りあっという間にすぎる。
だから、毎日を貴重に感じることができる。

 

これといって何かを成し遂げるような人生には、これからもなりそうにない。
「成し遂げる」みたいなことを、あまり望んでいないのだろう。
(大切なことらしいんだけど)
それより、今与えられていることを受け入れて
人間として終わりのない成長を求めたい。
それが自分にとっても、誰かにとっても、豊かさをもたらすように。

 

 

まあ、息子たちに迷惑をかけないよう健康を保つことも、ね。

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