7月になりました。1日じゃなくて、11日になってしまった!
1日投稿、、、できませんでした。
雑誌の仕上げに髪を振り乱していました。
今、つかのまのほっこりタイムです。
これがわたしのほっこり定番席。
ここからベランダの緑を眺めてぼーっとしたり、
「あら、水が足りないんじゃないの?」と気づいて水やりしたり、
コーヒーを飲んだり、
それが至福の時です。
今日は、畑の話をさせてください。
畑活を始めて1年が過ぎました。
最初は、何もかもが謎でしたが、去年と比べたら農的基本用語がかなりわかるようになってきました。
無農薬、有機肥料栽培です。
これからは、有機肥料を徐々に草肥や米ぬかなど、自給できる肥料にシフトしていきたいと思うようになりました。
野菜づくりに必須の支柱も、竹や木を使いたいと思うようになりました。
肥料代、支柱代がもったいないからではありません。
家庭菜園レベルでは、肥料代もそれほどかかりません。鶏糞一袋数百円ですし。
少しでも自然なもので賄うことが、妙に楽しいのです。嬉しくもあります。
お金で買えないものがひとつ増えたような。
このごろ、昔は謎だったことが少しわかりました。
栽培は、もともと土が持っている以上のものを得ようとする行為だから肥料は必須。
これが今までの感覚でした。
肥料は野菜の食べ物だと思っていましたから、おなかがすいたら痩せるし、弱くなるものだと。
もちろん、今は有機肥料に頼っているので、その力もわかるようになってきてるんです。
肥料の足りているとき。足りないとき。
たしかに、野菜は違う反応を示してきます。
なのに、「無施肥」という言葉があるではありませんか。
それが謎でした。
化学肥料を使わないのはわかります。
有機肥料さえも使わないで、作れるのでしょうか。
けれども、土中の微生物の力に関心を持つようになり
その力を最大限に発揮させてあげることができれば
肥料への依存度も減らせるのではと思い始めています。
わたしたちにも、そんなことができるのでしょうか。
まずは、失敗から始めてみたい。
植物は土に根を張って水分や栄養分を得て、葉っぱからも光合成でデンプンという栄養を得ている。
この原則はそのままです。
土の栄養分というのは、菌がいることで根が吸える状態になるらしいんですよね。
もし肥料があれば、野菜は菌に頼らなくなるそうです。
(そして肥料がないと生きられなくなる?)
まして農薬などを使えば菌が死んでしまう。
菌だけでなく、ミミズなどの小動物も含めた何か理解不能なしくみがある。
野菜だけを育てようとするより、全体をキープしたほうが野菜も元気になる。
そういう世界があるようなのです。
(害虫の問題もありますが、それも含めて、どうしたらいいのか
わたしたちはまだ経験していません)
これって、何かを比喩しているようだと思いません?
「肥料を使うか、使わないか」よりも興味があるのは、
自分たちが暮らすことで必然的に発生してしまう野菜クズや
刈っても刈っても生えてくるために憎まれる雑草などが
新しい役割をもって生かされていく、
そのサイクルの中で食べものづくりをしてみたい、、、ということなのです。
稲わら、籾殻、おから、油粕など、今では廃棄対象のものたちも
貴重な役割を持っています。
買えば手に入りますが、それじゃ何だかつまらない。
せっかく発生しているのですから、それを使えたらいいのに。
(そして、分けていただける先を探し始めるわたしたち)
特に稲わらや籾殻は、ビニールマルチから卒業したいわたしたちにとって
注目株です。
今のところ、必要なときは師匠からわけていただいていますが
自分たちも自立的に、誰かからか分けていただけるような
関係づくりがしてみたいと志望しています。
直線には始まりと終わりがある。
生産して消費したら、廃棄という終わりがある。
円には終わりがない。
生まれて死んだ(役割を終えた)ものがまた次のものを生んでいく。
円のほうに近づきたいわけです。
食の円が見えてきたら、
エネルギーも円になれば、、、と思います。
終わりがないということは減らないということ。
人が「損した!」と怒るのはなぜかというと、減るからですよね。
減らなかったら、そのぶんだけ怒らなくなって
全体的に機嫌の良さが保たれやすくなるのでは、、、、と思いまして。
先日、師匠が怒っていました。
「雑草にばかり肥料分をとられているではないか」
「肥料代を雑草のために使っているではないか」
わたしたちのことです。
肥料を買うから、このような発想になるのでしょうか。
捨てるほどにあって、お金がかかっていなかったら
どうなのでしょうか。
そういうことを畑から考えてみたいと思いまして。
1年たった畑活。
この夏から2年目のスタートです。
現在栽培中
- エダマメ
- トマト
- プチトマト
- きゅうり
- キャベツ
- チシャ
- ズッキーニ
- キクイモ
- カボチャ
- すいか
- バジル
- タイム
- にんじん
- オクラ
- なす
- ピーマン
もうすぐナスが食べ放題になります。
楽しみです。