クロニクル 

2014年12月19日

2014年8月3日にリリースされた阿南遼介の作品集。
BASILとして活動していた時期の作品を含む16曲を収録。

Chronicle (クロニクル)

1000円というお手ごろプライスになっていおり、
阿南遼介に興味をもった人が、ひととおりの音楽性を俯瞰して
視聴できるようになっています。
限られた機材で自主制作したもので、音質的には「となりにあるもの」(メジャーレベル)よりは劣ります…。

ジャケットのイラストは、「となりにあるもの」(同日リリースされた新譜)と同様、
タイチさんによるもの。アーティステックで魅力的!どちらも部屋に飾っておきたくなるほど。

クロニクルには歌詞カードが挿入されておらず、
ネットで公開されています。
http://anan-r.com/words

収録曲は以下のとおり( )内はわたしの勝手なコメント。

  • 1 Calling
    (2013年1月吹田メイシアター小ホールでワンマンライブを行ったときのオープニングSEとして作曲されたもの。
    YouTubeにもひっそりアップされておりhttp://youtu.be/mvFmIWx_xvA、誰が見つけるのか再生回数3000以上)
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  • 2 ジョークとまずい珈琲
    (京都のMILKBARというバンドと制作した限定コラボCDに収録されたもの。ソールドアウトのため、現物は入手できない。このCDリリースと同時に京都VOXホールで行ったライブのフライヤーをタイチ氏に依頼してから、阿南遼介に関するアートワークはタイチ氏が行うようになった。フライヤーがかっこいいとの声があちこちで聞こえた。)
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  • 3 シロツメクサ
    (10代の頃を思い出して作った作品。学校からの帰り道に四つ葉のクローバーでも見つけたのだろうか。自分なんていなくていいと言わずに、新しいスタートラインをつくればいいというフレーズが、ココロの折れた大人の心も励ます)
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  • 4 パラレル
    (メロディーキッチンというバンドとの限定コラボCDに収録されたもの。ジョークとまずい珈琲同様、現物はない。メロティーキッチンの女子的可愛さと、阿南遼介のひとくせあるアレンジが溶け合った軽快な作品)
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  • 5 10代のウイスキー
    (10代はだめでしょ、という話はグレーゾーンにそっと置いておこう。誰にでもあったはずの、心が斜めになった時代が、小さな空瓶につまっている)
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  • 6 リトグラフ
    (ゆらゆらしてあてどないアレンジが、疲れたときにはちょうどよく、いろいろと抱えている人が聞くと癒される曲)
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  • 7 arival
    (緊迫感・緊張感が楽しめる。歌詞が早口すぎて何を言ってるんだか。どうやら、なにか宣言している。)
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  • 8 arival(space)
    (インストバージョン。歌がないのも、いいやん。歌、なくてもいいやん。カラオケとしても使えそう)
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  • 9 笑いながら泣いた日
    (泣きながら笑うのは青春の輝かしいイメージ。では、笑いながら泣くとは何だろうと考えさせられる。けらけらと笑う顔のむこうに、人に合わせようとおどおどした心理や、こらえた悲しみが隠れてはいないかと、若者の気持ちをおもいはかりたくなる歌)
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  • 10 history
    (蛇口をひねったら水が出るのは「あたりまえ」ではない、と家族で話したことが残っていたのかどうか。歴史に名を残す人々が人間らしく思えてきて、ちっぽけな自分を鼓  舞する)
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  • 11 babyface
    (ちょっとした別れの歌。水彩画のような歌を作りたいと言っていた頃にできた作品。)
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  • 12 under
    (曲とアレンジがおもしろい。こんなノリの音楽も阿南遼介が好むところ。同じ系列に、ずぶろっか時代のミニアルバム「sarari」に収録された「egg」という作品
    がある。)
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  • 13 杏露酒
    (「となりにあるもの」と重複しているが、こちらはアコースティックバージョン。夜の静けさに浸るにはこちらが合う。陶酔感が漂う雰囲気が好ましい。)
  • 14 世界一やかましいこもり歌
    (「となりにあるもの」と重複しているが、アレンジが異なる。「となりにあるもの」のほうがパワフル。)
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  • 15 くつした
    (クリスマスが近づくと、毎年聞きたくなる。歌の中で、若者が彼女にフラれているが、赤と緑に染まった街が振りまく楽しさにごまかされて、星空へ消えていく)
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  • 16 たたかう人
    (ぎりぎり、いっぱいいっぱいのところにいるけれども、そこからあと一歩…、前に進めそうになる歌。「僕よ、進め」)
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    クロニクルは、少量生産・直接販売。
    ライブ会場または、HPからメールで問い合わせると購入できます。
    ライブ情報はこちらで告知されています http://anan-r.com/live
    阿南遼介の音楽活動を資金と元気の両方から支えるでしょう。
    よろしければ、GETしてみてください(^^)