上映会を開催しました。
4月15日、『チョコレートケーキと法隆寺』の上映会を開催しました。
1部2部あわせて70名以上の方にご覧いただくことができました。
共催のぷろぼの様は会場でお世話になり、この日に間に合うように暗幕を設置してくださいました。
あたつく組合様の市川様のご縁で、なら国際映画祭実行委員会様からスクリーンをお借りできました。
上映が終わると、チャリティーグッズを買い求める人や
監督に感想を伝える人たちの人だまりができて、
あちこちで会話が生まれているのを見ながら
すぐには帰りたくないような
余韻のある上映会になったのかなと思いました。
向井監督からも「楽しかった」と言っていただけて。よかったです。
映画の内容はシリアスで切ないものを多く含んでいます。
監督自身が施設出身だからこそのドキュメンタリーとなっており、
監督も含めですが、かつての仲間からの本当の声を届けてもらえました。
2部のあと、交流会をしました。
(交流会だけは予約制でしたので、当日お断りしなければならない方があり
申し訳ありませんでした。)
その交流会のとき
「施設出身の子が『同情されたくない』と言うのを聞くことがあるけど
でも、切なくて、なんとかならないかなあって思ってしまうのは同情なのかな・・・」と
いうようなことを監督に伝えてみたのですが
「『同情されたくない』というのは、言葉どおりの意味ではないんじゃないかな、という気がする」とのことでした。
そういえば、思い当たるのですが
「一人にしないで」と思っているのに「一人にして」と言ったり
「好き」なのに「嫌い」と言ったり、、、、
複雑な気持ちを表現できないときに、反対の意味の言葉を言ってしまうことがありますよね。
それと、同じなのかもしれないです。。。
この作品が知られるきっかけになったのが
なら国際映画祭です。映画を愛する人に作品の感動が伝わり
映画をふだんはあまり見ないわたくしのような者が
上映会をするというふうにつながってきました。
美しい作品です。
これからも、上映され継がれていくことでしょう。
見逃した方、スケジュールが会わなかった方も
また機会がありましたらご覧になってみてください。