上映会を開催しました。

2017年04月17日

4月15日、『チョコレートケーキと法隆寺』の上映会を開催しました。
1部2部あわせて70名以上の方にご覧いただくことができました。
共催のぷろぼの様は会場でお世話になり、この日に間に合うように暗幕を設置してくださいました。
あたつく組合様の市川様のご縁で、なら国際映画祭実行委員会様からスクリーンをお借りできました。

出入り口から光が漏れるので、暗幕が設置されました。スクリーンをお借りできたうえ、ぷろぼの食堂は音響がいいので、映像、音ともに本格的な上映ができました。

上映が終わると、チャリティーグッズを買い求める人や
監督に感想を伝える人たちの人だまりができて、
あちこちで会話が生まれているのを見ながら
すぐには帰りたくないような
余韻のある上映会になったのかなと思いました。

向井監督からも「楽しかった」と言っていただけて。よかったです。

上映のあとで、トークする向井啓太監督。映画に登場した仲間たちのその後のことなども語ってくださいました。

映画の内容はシリアスで切ないものを多く含んでいます。
監督自身が施設出身だからこそのドキュメンタリーとなっており、
監督も含めですが、かつての仲間からの本当の声を届けてもらえました。

2部のあと、交流会をしました。
(交流会だけは予約制でしたので、当日お断りしなければならない方があり
申し訳ありませんでした。)

その交流会のとき
「施設出身の子が『同情されたくない』と言うのを聞くことがあるけど
でも、切なくて、なんとかならないかなあって思ってしまうのは同情なのかな・・・」と
いうようなことを監督に伝えてみたのですが
「『同情されたくない』というのは、言葉どおりの意味ではないんじゃないかな、という気がする」とのことでした。

そういえば、思い当たるのですが
「一人にしないで」と思っているのに「一人にして」と言ったり
「好き」なのに「嫌い」と言ったり、、、、
複雑な気持ちを表現できないときに、反対の意味の言葉を言ってしまうことがありますよね。

それと、同じなのかもしれないです。。。

この作品が知られるきっかけになったのが
なら国際映画祭です。映画を愛する人に作品の感動が伝わり
映画をふだんはあまり見ないわたくしのような者が
上映会をするというふうにつながってきました。

美しい作品です。
これからも、上映され継がれていくことでしょう。
見逃した方、スケジュールが会わなかった方も
また機会がありましたらご覧になってみてください。

当日会場で販売されていたハンドメイドのチャリティーグッズ。ちっちゃくてかわいい。