綾の近くまでは、行っていたらしい。

2015年06月11日

「わたしの町の照葉樹」を確かめたかったら、
神社へ行けばいいはずです。
昔から人々が守ってきた場所ですから。

しかし、今のわたしが行っても、
漠然としか見えてきません。
神社は好きで、よく行きますが
「木を見る」という観点は抜けていました。

もちろん照葉樹かどうかは、一見してすぐにわかりますよ!
文字のとおり、ツバキのような、てらてらした厚めの葉っぱ。
そこから先です。もう一歩、わかりたい。

やはり、代表的な樹木は見分けられないと。
学童向け植物図鑑からのリスタートか。
そして、近所で目視して確かめること!

ちなみに手元に『木の見方、楽しみ方 ツリーウオッチング入門』
という、自分が昔買った本があります。
ツリーウオッチングには、若い頃に興味があったわけです。
が、これって、タイトルにはそそられるのですが、かなり詳しいといいますか、
生物に興味がある人向けです。
まず、名詞がことごとく、専門用語。
たとえば、こんな見出しが続きます。
「芽鱗の裂開」「蕾の出現と開花の経過」・・・・
生物好きの人には、おそらくなんのハードルにもならないであろう
これらの言葉が並んでいると、わたしの気持ちはしぼんでいきます・・・。(自分で買ったくせに・・)
もうすこし力をつけてから再読すると、わくわくするかもしれません!

今は、西日本の平地での代表的な照葉樹(&樹林を構成する主なもの)を
いくつか頭にたたきこむ!というのが目標なので
この本は一時、おやすみです。

スダジイ、コジイ、タブノキ、ウラジロガシ、アカガシ
シロダモ、ヤブツバキ、モチノキ、カクレミノ

このあたりからですね。

みなさんは、実際どれくらいわかります???

アカガシ、とか、ぱっとみて分かります???

これらは町の生活圏の中にない樹木たちです。
町の中にはプラタナス、とかですね、潜在自然植生に関係ないもの
のほうが多いです・・。
このままでは、(なにしろ国土の1.5% しか残ってないわけですから)
「もともとはどうだったのか」が忘れ去られてしまいますよね。あかん。

綾町の照葉樹林に行けば、「リアル植物図鑑」の世界なのでしょうか?

綾町は(あやちょう と読むのですね)、

宮崎県の中西部に位置する町で、東諸県郡に属する。
「有機農業の町」、「照葉樹林都市」などをスローガンとする町おこしの成功例として知られ、自然の中での人間らしい生活を求める全国各地からの移住者が後を絶たない。「日本で最も美しい村連合」の一つ。2012年7月12日に国内では32年ぶり5ヶ所目となるユネスコエコパークに登録された。
(Wiki)

とのことで、すごく有名らしいです。「全国各地からの移住者が後を絶たない」??? すごいです。

今年、「奈良クラブ応援&九州めぐり」をしたとき、隣接地である宮崎市までは行っていたわけです。
ニアミスでした。これは「もう一度行きなさい」ということですね。はい。
その日まで、精進します。

綾町については、この資料の中にある、ここの部分が非常にロックで感動しました。

今でこそ世界遺産登録候補地選定の最終選考に残るなど、その価値は高く評価されているが、かつて伐採の危機に瀕したことがある。
国が国有林部分の伐採を決めたことによるが、これに対し当時の郷田町長が行政面から町が保護することを主張、これを阻止し、危機を乗り切ったのである。(同資料より)(太字は筆者)

郷田町長!!! ありがとうございます!!! ロックです。

郷田氏は、照葉樹林の保護、保存行政を推進するだけでなく、照葉樹林文化における食生活文化を自然生態系農業として受けとめ、
今日では常識化した有機農業による里づくり行政を実践したのである。
郷田氏の考えはその後も受け継がれ、綾町では照葉樹林の自然生態系を保護し樹林を守ることを目的に、
照葉樹林文化を考えるシンポジウムを毎年開いている。
かつて「夜逃げの町」と言われた綾町に今では年間130万人もの観光客が日本の原風景を求めて訪れる。(同資料より)

これを読んでから、Wikiにあるこの部分に戻りますと・・・

基幹(産業)は農業であるが、町をあげて取り組んできた有機農業(綾町では自然生態系農業とも呼ばれる)は町のブランドとなっており、綾牛・綾豚・綾地鶏などの畜産品と共に、関東・関西地区の百貨店等で、希少な高級農産物として店頭に並ぶこともある。
照葉樹林の恩恵を活かし、草木染めによる染織工芸・地産材による木竹工芸・地元の土を使った陶芸・自然をモチーフにしたガラス工芸など、様々な手工芸作りも盛んに行われている。また、碁盤・将棋盤などに欠かせない良質のカヤが産出されるため、とりわけ名人戦などの棋戦に用いられる最高級品には、この地で創られたものが珍重される。

郷田町長の指針は今も生きていますね・・・。

綾町で毎年行われているというシンポジウムに参加してみたいと思います。
一人でも行こう。これを綾町行きの理由にしよう。