未来のトイレは、コンポストトイレ?

2016年01月19日

日本のトイレが水洗トイレになったことを
喜ばしく思っている一人です。
子どものころは、まだ汲み取り式がありました。
臭いがつらかったのと、落ちそうで怖かった。

その一方で、毎日トイレを使うたび、
水洗のコックを回す瞬間、
こんなに贅沢でいいのかな・・・という思いもあるのです。

水の神さま、ありがとうございます。
すいません、かなり贅沢です・・・。

そこでコンポストトイレについては
関心があるほうでした。

うわさに聞いていたのは、
高層ビルの工事現場などで使われるトイレ。
汚物がカラカラの粉末になるというものでした。
家庭用はなさそうでした。

おが屑の中に排泄して、
微生物に分解させるという話も聞いたことがあります。
これかな。バイオトイレ
おが屑は半年に1回くらい交換しないといけないそうです。

限られた処理槽の中では、発酵分解出来る量は微量である。そのため、連続して能力以上に使用すると、分解しきれない汚泥が溜まり悪臭が発生して、菌床の交換をせざるをえない状態になる。年に何回かと言っても、それは人力で行うしかなく、大変な負担であり、べたべたした状態でのコンポスト使用は、環境衛生上問題になる。 また、災害時・イベント等で1日の使用限度を超えた使用を続けると、溜の状態になり汲み取りが必要となる。これではバイオトイレとは言えない。

うーん。ちょっと勇気がいります。。。

外国製の、このようなものはどうでしょうか。
http://www.niwashigoto-hiroba.com/index.php

YouTubeを見ていると、最初は信じられない印象でしたが
ほんとうにこんなふうに、クローゼットの中に置いても大丈夫なのでしたら
すごいですよね。

テレビでも紹介されていました。
実は、この番組を見て、コンポストトイレのことを
現実的にイメージできるようになったのですが・・・。


世界ふしぎ発見!太りにくい!老けにくい!知られ… 投稿者 toanzynky2

30分57秒からごらんください。(全部見てもおもしろいですよ)
この番組の中では、まさに多くの人が理想とするような
パーマカルチャー的生活を実践されている家庭が紹介されています。

そこがポイントかもしれません。

都市型の暮らしの中では、毎日でてくる「肥料」を
ゴミとして捨てざるを得ないかもしれません。
それでも、今のまま、水を贅沢に使うよりはいいかもですが。

やはり、未来社会では、今より農的な方向へシフトして
いくのが一番いいのではと思います。

これから人口も少なくなっていくのですよね。
そして人口の一極集中への反省も生まれているのですよね。
でしたら、住宅のありかたも変わっていかないものでしょうか。

家という家には、必ず庭があり、木があり、畑がある。
どんな家庭でも、子どもの頃から
家で食べる野菜の一部、または全部を自分の家で育てている。
親から子へ、育て方が受け継がれていく。
もちろん購入によって、自宅で育てていない野菜を楽しむこともできる。
(庭のない暮らしのほうがいい、という人の選択肢も残されていいと思いますが)

そこに、コンポストトイレ。

そうなると、下水処理場の負担も減りますね。
そのぶん、薬品の投入も減らないかしら。

もひとつ、水洗トイレでありながら
その水を循環して使い続けている例がありました。

http://www.pgs.co.jp/

「ふつうのトイレよりは臭いません」とのこと。臭うんですね。
静岡県に行くことがあったら、行ってみようかしら。
メーカーは関西にあるようですね。

「日本人は無数に存在する菌を『ばい菌』とひとくくりに
してしまったところがミス。私は大きな手術をして、抗生物質でお腹
のなかの菌を全て殺してしまったら、かえって体調が悪くなった。
お互い助け合って、共に生きているという認識が必要」、これからは
微生物との共生が自然界では必要になってくると確信している。(メーカーのホームページより)

やはり、そうですね、これからは微生物の時代だと思います。

微生物さまさまなのです。
このごろ発酵が注目されていますが、
わたしたちの集合意識が、もうそれを選んでいるように思えてなりません。

さて、うちもいつかはコンポストトイレなのかしら。

当面、水に感謝しながら大切に使います。
トイレでも、台所でも。