耳を澄ませる。声を聞くために。
「あん」という映画を
見てみたいと思いつつ、まだ見ていません。
予告編を見たり、ネットで見かける記事を読むだけで
ぜひ見たいと思った作品のひとつです。
(そのくせ、まだ見ていないという・・・)
そんな折りも折り、原作を中古で(お安く ^^ )買い求めることができました。
ひきこまれて一瞬のうちに読了。。。
切なさと温かさが残り香のように
胸のあたりを漂いました。
その中で、心に残ったのが
「耳を澄ませる」という言葉。
そのとき、いかに「目」と「アタマ」ばかり
使っているかに気づかされました。
耳を澄ませれば、たいていのことは
どうしたらいいのか(どうしたいのか)
わかるのではないかと思えました。
セレニティー(静けさ)
という言葉にも最近ひかれます。
静かに耳を澄ませる時間が必要だと
思います。
(だからといってソファーでぼーっとしてしまうことを
正当化するわけじゃないんですが・・・)
耳を澄ませると、
眠っていた感覚を呼び起こすような感触があります。
騒々しい音もたくさん聞こえてくるのですが
それとは違うものを聞きたい。
目のまえにあるもの
(自分自身も含めて)
その声を聞く。
いわゆる「聴覚」とは違うところで
何かを感じられそうです。