マイ発酵ムーブメント。

2016年06月05日

ちょっと、唐突なことだとは思うのですが。

3.11の報道に、毎日ショックに近いものを感じていた頃。
そのショックから、インターネットで次から次へと調べものばかりしていました。

なぜだか、そのときに、うっすらと思い浮かんだこと。
自然というのは光もあれば陰もある。
食べるものがいれば、食べられるものがいる。
プラスもあればマイナスもある。
何か一方的なことは本来はなくて、バランスが大きく崩れるようなことがあると
自然というのは、きっとバランスをとろうとするものではないだろうか。

 

 

難しいことはさておき(←説明できない)、
玄米を食べたり味噌汁を飲むといい、といった情報や
発酵食品がいいという情報に触れました。
お米のとぎ汁を乳酸発酵させてスプレーするといい、とか。

発酵って、ほんとに、すごいことなんじゃないの????

もちろん、それまでも発酵が身体にいいという知識はありましたが
知識というのは、自分の中で「発動!」というふうなきっかけがないと、役立たずなところがあります。
3.11からは、自分勝手に、発酵が「いい」というレベルから「必須」というレベルに更新されました。

(ちなみに再確認・・
腐敗も発酵も微生物の仕業で起こる。微生物は地球上の掃除屋さん。
発酵:糖類が分解されて乳酸、アルコールなどが生成
腐敗:タンパク質、アミノ酸などが分解されて硫化水素やアンモニアが生成)

するとやけに、発酵が目につくこと。
まずは塩麹の流行。書店に、塩麹レシピ本が平積みになっていましたし、
塩麹レシピのレストランに行列ができていたり。
自分でうまく発酵させる自信がなくても、スーパーでも簡単に買えることにも気づきました。
そういえば、日本の食品には発酵食品がたくさん。
味噌、酒、醤油、酢、みりん、漬け物。各種保存食。普通に食べてきたものが、
ありがたいものに感じられ始めました。

わたしだけでなく、発酵にひかれる人が確実に増えていった感があります。

発酵は微生物の働きなので、微生物は人間にとって宝物なのだという思いも強くなりました。
微生物と仲良くやっていきたい。
生ゴミも腐らせればやっかいですが、発酵させられれば肥料になるわけです。
微生物ということでいうと、土壌菌が体にいいということで。
森林には身体にいい菌がたくさん棲んでいるだった!と
自己流「森林詣で」が、いっそう楽しくなったり。

腸には有用菌がたくさんいて、免疫力をつくってくれていることも、つながってきまして。
(免疫細胞の約6割が腸にいるそう)
腸に感謝。体調をととのえるにはまず腸のことを考えるようになりました。
(風邪ぎみかな?と思ったら三光丸です 笑)

目には見えねども、好ましい微生物に好かれたいですし
発酵食品は、ありがたく、喜びをもって食べたいと思う次第です。
マイブーム、というより、定着してきました。

余談
“発酵”という、いまだ未知なる世界に挑戦する。