松江 寺町 

2016年08月15日

お盆やすみが終わりました。
いかがお過ごしでしたか。

わたしは出雲の実家へ墓参りに。
運転手は釣り目的の夫。
現地で別行動し、今回わたしは松江に泊まってみました。

神話の時代、八岐大蛇伝説のある斐伊川。
その河口がそそぐのが宍道湖です。
松江は宍道湖湖畔に位置する県庁所在地地で、実家から一畑電車に乗ってお出かけする楽しい場所でした。
(余談:一畑電車は、中井貴一さん主演の映画RAILWAYの主題になった電車です)(^^)

湖畔にすわりこんで、たそがれていた青春時代がなつかしかったー。

町と接して、高い堤防もなく、すぐに水辺に近づけるのが素晴らしいところ・・・。

そして、ふと思い立って歩いてみたのが寺町です。
わたしの実家は江戸時代、松江市本町でなんらかの店を開いていたらしく、
そこから寺町に支店を出した人が初代となっています。
寺町を一度訪ねてみたいと思って地図をみると、JR松江駅からすぐ近くでした。

町の名前は今も現役で、バス停にもなっていました。

(見えませんね、、、バス停の名前が寺町です)
(余談・おりしもリオデジャネイロオリンピック開催まっただなか。テニスで銅メダルをゲットした錦織選手は松江の出身。わたしも、少し誇らしい 笑)

行ってみると、本当にお寺だらけ。

江戸時代に計画的に出来たエリアでした。

10箇所以上が冨田から移築されたとのこと。冨田城跡には、前回の帰省で行ったばかりです。
かつての中心地は尼子氏の城があった冨田だったのかもしれませんね。。。

この寺町には骨董店や土産物店でにぎわったそうです。
わたしの先祖もその一角に軒を並べたのでしょうか。
お盆ということもあって、先祖のことを想像しながら、暑さに負けそうになりながら散策しました。

松江は国宝松江城のある、とても感じのいい町です。
松江城の城主、不昧公は茶人として有名で、今でも和菓子がおいしいのはそのためです。
わたしも、家庭で、晩ご飯の後や来客のとき、気張らずにお茶をたてて楽しむ大人をみてきました。
出雲や松江では、煎茶は日頃の接客に欠かせないものでした。
あたりまえにしか感じませんでしたが。。。地方色だったのかなと思います。
(今ごろは、コーヒーに変わっているのかなー)

今回は行きませんでしたが、湖畔には県立美術館もあります。
コンパクトな町なので、観光スポットである武家屋敷跡、小泉八雲旧居なども近いです。
近世を偲ばせる伝統ある街並みと、不便のない小さな都会が重なり合う、湖のある町。
玉造温泉(すごく気持ちいいですよ)も電車で2駅。
いいところだ。

次に帰るときは、雲南を訪ねようと思っています。
たたら製鉄が残る古の地。
かつてこれを家業とし、今も国内有数の山林地主として知られる田部家は雲南市。
もっというと、出雲王朝とも関わりがありそう。
出雲と鉄。奥が深そうなのです。
そのへんをしのんでみたいので、「次はたたら」と、夫にリクエストしてあります(笑)