ジンジャーソフトクリームを食べました。
ならまちの猿沢池の近くに、cotocotoというお店があります。
長年、とても仲良くしていただいている三浦夫妻が運営されていて、オープニングパーティーにもお招きいただいたお気に入りの店のひとつです。
この夏、店舗周辺がリニューアルされました。
7月のある日、わたしと夫が仕事のあとで「おなかすいたねー」と言いつつ帰途についたとき、
ふと「cotocotoへ行ってみようか」と思いだし、寄ってみると・・・
偶然にもその日がリニューアル後のオープンデイだったとのこと。
そこでまた偶然にも三浦夫妻と、そのお客様(SMART BEANS=田園社会イニシアティブ株式会社)のみなさんとお会いしました。新発売のジンジャーソフトクリームができあがったばかりで、その開発をされた会社のみなさんです。
(三浦さん夫妻がいつもcotocotoにいらっしゃるわけではないので、ラッキーでした)
三浦さんたちの活動は、ここで言うまでもないことかと思いますが
農業×地域活性化の活動を続けてこられました。
わたしは、まだNPO法人「清澄の村」の時代から仲良くさせていただいており
年末にはの忘年会にお招きいただき、そこで三浦さんたちの変化や活躍を毎年見せていただいています。
その忘年会のとき、数年前から、とびきりおいしいジンジャエールをいただくようになりました。
清澄の里でしょうがづくりをされている稲野さんの手作りとのこと。
「これって、ものすごくたっぷりとショウガが入ってるんですよ。何回も試作して、やっとこれがいいかなっていう味になってきて」
と、忘年会の場で稲野さんご本人からうかがいました。
それが、この度のソフトクリームになったということなのです。
しかも、その発売日に偶然お店に立ち寄ることができたということなのです。
これは、あとで食べるしかない。その前に、お腹がすいた!
リニューアル前とはメニューが変わっています(たぶん)。その中からいただきました。
(厨房には、粟ならまち店の新子(あたらし)店長さんの姿も。久しぶり!! 忙しいのに、いつも明るく頑張ってる素敵な店長さんです)
美味しい。。。
お客様がお帰りになったあと、三浦さんもテーブルに来てくれて、
限られた時間ながら話がもりあがる、もりあがる。。。。いつも思うのですが
三浦さんと話しつくすには合宿するしかない!です。
三浦さん、早く合宿しませんか???
「僕たち、もう時間がないので、行きますけど、ごゆっくり!
ソフトクリーム、ごちそうします」
なんと。果報は寝て待て。
ソフトクリームを食べさせていただきました。
「んまいわ、これ」っていう顔です。
ソフトクリームのストーリーはこちらで紹介されています。
奈良へ行かれることがあったら、cotocotoで売っていますのでぜひ食べてみてくださいね。
ジンジャーシロップはこれで幸福な「出口」を獲得したのですね。
稲野さんの種ショウガ、おめでとう。みんなに喜ばれるスターになるんだね。
さて、話題をもうひとつ。。。
三浦さんからおすすめの本を紹介していただきました。
この日出会った田園社会イニシアティブ株式会社の楢木さんとともに、代表取締役である金子照美さんの著書
「誰もが知っているはずなのに誰も考えなかった農のはなし (ASAHI ECO BOOKS)」
わたしが森を通して考えていることとすごく共通したものがあり、
農業でなく農、林業というより森、そういうとらえかたで大切にしたいものが
これからの時代にはますます大切なんだと、あらためて思いました。
特に、、、今あたりまえに広がっている田んぼ、そして町に隣接した場所では埋め立てられていく田んぼ、
山村では放棄されていく田んぼ、、、これが、かつて人々が命をかけて水をひいた場所であったこと。
それは環境保全の意味でも大きな役割を負っていること。
そのあたり、ぜひ知っておきたいところだと思います。
誰が読んでも読みやすく、平易な言葉で綴られています。
「農」という言葉にピンとくる人は脳内整理になると思います。