3月になりましたね。

2019年03月01日

もうすぐ春ですね。

(キャンディーズの歌を思い出してしまう)

雑誌の原稿の集まりが遅くて不安。発行月前の1ヶ月間は、いつも圧迫感のある精神状態。
しんどく感じることもあるけど、すぐに「こういうのは、しんどいとは言わない」という思いが湧く。
自分が選んでやっていること。とても幸せなことだ。

このごろ、雑誌の廃刊(休刊も実質の廃刊)のニュースを見る。
ある雑誌は、ウェブマガジンに変わり、ある出版社は破産した。

雑誌というものは、モノがよく売れる時代に
広告媒体として機能することで儲かっていたのではないだろうか。
広告は疎ましがられるものになった。
時代の形が変われば、消えていくのがあるのも必然かもしれない。

わたし(たち)が作っている雑誌は、それとは別のところでやっている。
ちっぽけな活動だ。
儲かってもかまわないのだけど(笑)、夢にも儲かるとは思っていない。
雑誌は、廃刊の時代なのだし。
雑誌を「作る」ことしかできなくて、売ったり広めたりするのが出来ていないのも原因かもしれないし。
人々が読みたくなるようなものが作れていないのかもしれないし。
欠点だらけだ。
でも、それはやめる理由にはならない。

儲からなくても出すという準備があって出している。
それでも出したい、という気持ちがあるのかどうか、自分に問う。

いつかはやめる時もくるかもしれない。第一、死んだらできない。ケガも病気もあり得る。
でも、「いつか」のその時がきたとき、「ありがとう」と笑いたい。

春が来る度、お正月に似た一年の区切りを感じる。
冬枯れてみえるベランダのけやきの芽が膨らみ始めた。
植物たちは、よく知っている。
いつまでも時間があるわけではない、という年齢になった。
光のように速く過ぎ去っていく時間。わたしにおかまいなしだ。
焦るわけではないけど、時間の有限さはいつも意識している。

来月の今頃は、印刷中かー。

出来上がったとき、「紙はいいねーーー」と言われる時が嬉しい。

ウェブもいいけど、紙もいい。紙がいい。

葉書き、という言葉がある。リーフレットのリーフも葉っぱ。
洋の東西を問わず、書きものは、葉っぱに乗っているんだね。
葉っぱにいろいろと思いを乗せるから、風に乗って飛んで行け。