ベランダ栽培にはまりそうです。

2019年08月26日

無理無理。わたしには無理なんだと、自分を諌めてばかりいましたが、
やはりどうしても、ベランダで何か作れる人になる!という
ささやかな欲望は、少しつづ膨らんできています。

何をやっても枯らしてしまう人の希望になれば幸いです。

食べられる植物をベランダで化学肥料なしで育てたい。
できれば、難しいことは抜きで育てたい。
自分で育てたものを日常的に食べるということを当たり前にしたい。

こういうことを年内に達成したいと思います。

これならできる!と思うことだけをしています。頑張りすぎて失敗すると、やる気が消えてしまいそうだから。

 

 

1、ペットボトルの水耕栽培

花は水に挿しても、何日かすれば、枯れてしまいますが、ハーブやネギは大丈夫。
ただコップにさすだけでも根が出てきました。今回はモチベーションが高いので、水やりを忘れることはありません。
毎日、様子を見るのが楽しみとなりました。最初にやったのはネギの再生栽培。
スーパーで買ってきたネギの根元を捨てずに再生する、あれです。できました。ネギがどっぷり水につからないよう、底の方に浅く水を入れてみました。その水が毎日濁るので、ちゃんと水換えをしていたら成長しました。切り残したところから、葉が伸びていき、根が数ミリ伸び始めるころには、次の葉が生まれてきます。そしてそれも伸びていきます。
この辺で、一部を鉢植えにしました。根付くかな?と心配でしたが、生きています!新しい葉も伸びています。

この程度では、一度食べたら「皆伐」状態になり、次に食べるまで長期お預けになってしまいますので、ローテーションして常に食べられるようにするには、ある程度の量が必要。また、天気や気候の影響を受けやすい戸外よりも、窓辺で水耕栽培する方が素人向きではないかと思います。

ここで、ペットボトル水耕栽培に挑戦。
ペットボトルを二つに切って、上半分を逆さまにして下の部分にさすだけ。コップと何が違うかというと、根が伸びてきた時に、茎が水につからないようにすること、しかも根が少し空気に触れるのが大事。(根も呼吸するらしく、、、)このためには、ペットボトルの口のところで植物が固定されないといけない。口に挿しただけでは、ストンと下まで届いてしまいます。葉っぱのあるものは、葉がストッパーになりますが、正しくは、茎にスポンジを巻くなどして口に挿して固定するといいそうです。ネギで実験中です。(コップにさすだけ、植木鉢に定植、ペットボトル水耕栽培の3パターンを試しています)

ネギで気を良くしたので、バジルの苗を買ってきて、伸びた茎を切って水耕栽培することに。まずは、水に浸けて根が生えるのを待ちます。

まだ出てきていませんが。根が伸びてきたら、根だけが水に浸かるように、セットする予定。バジルはいくらあっても食べるので、たくさん作ろうと思います。幸い、ペットボトルには事欠きませんゆえ。。。(水やコーヒーを箱買いする我が家、、、)

苗も、鉢植え定植バージョンと、水耕栽培バージョンを実験中です。

バジルの種って、春に撒くものですし、畑栽培であれば花が咲いてシーズン終了の時期です。こんな時期に大丈夫かな?と思いますが、室内で管理すれば大丈夫ではないかと踏んでいます。

水耕栽培にはハイポニカなどの液肥が必須とのこと。でも、、、、ハイポニカ(有名な液肥)、まだ買う気になれません。
水とHB101でどこまでできるか、まずは試してみます。
(ハイポニカを入れたらぐんぐん育つらしいのですが、、、、)

水耕栽培をしてみて、土がいらないって、いかにお手軽か、ひしひし感じます。安い。。。土を買わなくていいのは助かります。
涼しそうな見た目もいい感じ。土にチャレンジする前に、水耕栽培で心にエンジンをかけるのがいいようです。
 

 

2、小松菜を育ててみて思ったこと。

タネをまいて発芽して双葉が出る頃までが一番楽しいのでは? 立派な小松菜に育てられる自信はないけど、間引きが下手でも、ひょろひょろしていても、鉢の中で緑が育っていることそのものに、大きなヒーリング効果があると感じています。
どんな小松菜になっても食べられるのですから、小松菜栽培に失敗はないと言えます。できたものを食べればいいのです。
(そのうち、実力をつけて、立派な小松菜収穫を果たそう)
発芽した小松菜は今、本葉がで始めた頃です。。。。初期の間引きが手緩かったため(もったいなくて躊躇してしまう)、光を求めて体をくねらせて育った苗が多いです。(ごめんね。食べるわ。)最近、ほぼ、一軍選手(育成苗)が決まりました。控えの選手もスタンバイしてもらっています。
 

 

3、土と肥料のこと

ホームセンターで買う野菜の土は、あらかじめ肥料が入っているので、順調に育つようです。でも、目指すのは、自然栽培できる土づくり。これは、まだ勉強と実験が必要です。

栽培に本気で取り組むにあたり、色々と調べました。そこで気づいたことは、化学肥料や殺虫剤を使う方法がほとんどだということ。メーカーがスポンサーになっている場合は特に(ホームセンターで無料で手に入るガイドブックなど)。
これは参考になりません。そこで、、、、やはり生ゴミ堆肥を作るしかないのではないかと思うに至りました。環境に制限のあるベランダ栽培では、肥料は必要ではないかと思います。肥料には二つある。一つは、化学的な成分が水に溶けて、植物が水を吸うときに体内に取り入れるもの。もう一つは、菌根菌が作用して、土の中の栄養を根に伝えるもの。私が目指すのは後者です。それには土に菌がたくさん必要。生ゴミ堆肥は、菌の餌になる。腐葉土でもいいはずですが、市販の腐葉土をあまり信用しておりません。一応、試すつもりはありますが、生ゴミ堆肥作りに成功したら卒業したい。

そこで、私は数週間前から、野菜くずをタッパーに入れてヌカで絡めながら冷蔵庫で貯めていました。かなり本気度が伺えます。
そしてついに、段ボール生ゴミ堆肥づくりの準備に取り掛かりました。簡単にいうと、段ボールの中にピートモスと籾殻くん炭を3対2の割合で混ぜて、発酵するまで置いておく。温度が上がったら発酵しているので、そこへ野菜くずを入れて、混ぜて、隠して(虫除けのため空気に触れないようにする)、毎日混ぜる。いっぱいになったら、しばらく置いておき、野菜が跡形もなくなったら完成。こんなにうまくいくのか????全く自信はありません。

昔、EMを使ってチャレンジしましたが失敗しました。そんな思い出を払拭しながらの再挑戦。

いくつか、「ここがポイントかな?」と思うところがありますので、やってみます。うまくいったら、周りの人にもすすめよう!

この堆肥は、ベランダにずらりと並ぶはずのペットボトル植木鉢で活躍してもらおう。
 

 

4、ペットボトルを植木鉢にする方法

水耕栽培と良く似た方法で、土を使った方法がありました。上にしたペットボトルの口から帯状のフェルトを垂らし、下の
水に浸けておきます。上には土を入れて苗を定植。水やりは、必要なく、フェルトを伝って水分補給できるらしい。

ペットボトルの切り方を変えたほうがいいと思いました。

水耕栽培の場合は、根が伸び伸びと育つよう、下を大きめにカットした方がいいと思う。
土栽培の場合は、逆に、下の部分は少しでもいい。植物が一晩で吸い上げる水分は、たかが知れているでしょう。それより土が少ないと、作物は小さく育つと予想されるので、上を大きめにカットした方がいいと思う。ベランダいっぱいに2リットルボトル植木鉢を並べてみたいものです。寒くなってきたら室内の取り込むのもの簡単。

私の場合、プラスチックの植木鉢は絶対に嫌です(紫外線で劣化したプラスチックプランターの哀れな姿を見たくないのです)。必ずテラコッタを使います。しかし、これが、重い!!!移動が億劫です。しかも、そこそこのサイズのものは1000円くらいしますので、それをいくつも、、、となるとコストもかさみます。

しかし、ペットボトルの場合は、ゴミ減料になるし、タダだし!形を揃えれば、きっと美しい。(サントリーの水のボトルに統一しよう)
 

 

5、多肉植物や花、観葉植物にもモチベーションアップ

ベランダが寂しくならないように、花苗も増やしました。キンセンカや、少し季節外れながらも、アメリカンブルー。
もともと育てていた多肉植物のことも、この際、少し詳しく調べてみました。原則的に、乾燥気味に管理する方がいいのですね。
夏の間、豪雨に見舞われたのと、晴れたら晴れたで土が乾くので、水やりを欠かしませんでした。プクプクした姿が可愛い「玉綴り」にも水やりしてしまい、すっかり弱ってしまいました。今は反省して、水を控えめにしています。こころなしか、元気を取り戻してくれたよう。多肉は真夏は成長を休むらしい。水も吸わない。なのに、水やりしてしまうと呼吸ができなくて苦しいだけ。いやあ、悪かった。これからは気をつけます。秋は芽刺しに向いているらしいので、玉綴りを増やしてみたい。ブランターいっぱいにこんもりした玉綴りを見てみたいわ。

花苗の定食は、だいぶん慣れましたので、順調に活着するようになりました。ここで、ベランダの落ち葉を土に混ぜて保管し、なんちゃって腐葉土づくりをしていたものを鉢に入れてみたところ、元気です。気のせいでしょうか?同じ花苗を、土だけの鉢にも植えていますが、こちらは生育が遅い。。。気のせいでしょうか???花は食べる物ではないので、禁じ手の化成肥料を少し、施しました。元気に咲いて欲しいな。頑張ってくれ。花があると、ベランダが明るくなるんだよ。感謝してるよ。頼むよ。

しばらくご無沙汰していましたが、観葉植物にも再挑戦しています。芋系の葉っぱが可愛いと思いまして、育て始めました。
小さく買って大きく育てる、ということに挑戦します。
 

 

6、植物を育てるのは、心にいい

管理がいい加減なら元気をなくし、適切ならば元気になる。ヒヤヒヤしたり、ニコニコしたり。大きく育った姿をイメージしながら愛情を持って世話をする。とても癒されます。ベランダや部屋の中に、緑がないなんて考えられない。ガーデニング上手な人を見習って、少しずつ、気に入った空間にしていきつつ、日々、何かを収穫できるようになりたいものです。一人暮らしをするような日が来たら、植物栽培はとても大切な仕事になると思うようになりました。今からスキルアップしていこう!

わたしのような者でも、とうとうベランダ栽培を始めるのですから、日本全体で見てみれば、これからもっと増えるのではないでしょうか。畑がなくても、庭がなくても、窓辺やベランダで、食べられる植物を育てませんか。