頻繁に通るけれど、立ち寄ったことがなかった上北山村。薦めれられて行ってみたのは。。。

2020年01月31日

今日で1月も終わりです。
来月も「2月になりました」と、早々にちゃんと投稿できるでしょうか。

私は個人的にも仕事でも、雑誌の活動でも、頻繁に下北山村へ行きます。
奈良県の一番南側、南は和歌山県、東は三重県に接している最果て感のある村。
(奈良市内からを基準にしています)

そこへ行く途中で必ず通過するのが上北山村。上と下とは、熊野から見た見え方です。
奈良県を流れる川は、このあたりに分水領があり、川の水はここから比較的綺麗になります。

(あちら側に流れる川は、残念なことになっています。昔はもっと美しかったと地元の方は言います。。。)

上北山には道路沿いに道の駅や温泉があり、一休みするにはいいポイント。ここまでは、普段からわたし達もよく利用しています。

でも村の中まで入って行ったことがなかったのです。
縁がないと、入りませんよね、なかなか。

それが最近、廃校になった校舎をリフォームして
簡易な宿泊施設になっている、とってもいいところだという話を聞き、確かめに行ってきました。

つい最近まで現役だったの?と思うような、
まだ痛んでいない立派な校舎。(木造ではありません)
のぞいてみると、シーンとしていて人の気配がありません。。

ここで子どもたちが学んでいた、通っていたという履歴が
あちらこちらに残された建物。

入ってもいいのかな?見学させてくださーいと独り言を言いつつ、のぞいてみたら
この建物の2Fで働いているという若い可愛い女性に出会い、
なんと案内してもらうことができました。ラッキー。
1Fにあるコミュニティカフェはインテリアも可愛くて。

「イベントの時は、地域のお母さんたちがここでコーヒーを出したりされます」
3Fには、音楽室もあり、ミニコンサートホールみたいでした。
座席ではなくクッションが並んでて、ゆったーりしています。
足の痛いお年寄りのためにか、何脚かの椅子も。

元教室の面影そのママに、黒板もある宿泊の部屋。

木製の建具もいい感じで、トイレもキッチン(自分で作る人用)も
真新しくて、美しい。

村民のための施設ですが、村外の者が宿泊しても構わないそうです。

一度、泊まってみたい。
ここでは、静かにたそがれるよりもワイワイするのが似合ってそう。
仲間と一緒に、コンサートイベントがしてみたくなる。また病気が出そうです。
(ちっちゃいイベントをしたくなる病気を持っています)

2Fのフロアには、一般社団法人や教育委員会、地域の人が集まる交流スペース、キッズスペースなど。
可愛い女性は、教育委員会にお勤めで、なんと元々は地域おこし協力隊。
任期が終わる頃、役場への就職を勧められ、しかも、しかも!旦那さんまで見つかって、ですよ、
ただいまお腹の中には赤ちゃんがいらっしゃるとのことでした。なんと、めでたい話でしょう。

最後に名刺を出してご挨拶すると
「あ、さとびごころ ですか、知ってます」と言っていただけたのも、嬉しかった。
(これまでに私が編集した号も見てくれたかなー)

この施設のこと、きちんとした記事になっていないので個人ブログにメモしておきますけれど
いつか取り上げてないともったいないような場所でした。

参考

上北山の活性化拠点と村民主役の村づくり推進事業計画

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/dai43-2nintei/plan/a516.pdf

村や町が好きで、オフの日はほとんど山村へ出かけています。
その中から企画のアイデアも生まれることもありますし、取材を兼ねることも多いです。

村に住んで、度々街に出かけるのもいいし
街に住んで、度々村に出かけるのもいいですね。
どこかに閉じ込められてしまうのは、つまらないと思っちゃう。
そのための時間や経費は作りたいと思っちゃう。

どこに住んでもいいけれど、住んでいる場所を愛することと、
自由に旅(助手席の旅ですが)をすることが、わたし的にはポイントかな。

余談

明日は楽しみにしている学習会があります。
「こんなことに興味があるけど、縁がないなあ」と思っていても、なぜか縁ができたりするのがとても嬉しい。