地域経済の自立と日常

2013年10月21日

県のホームページを見ていて、ふらふらと予算のところを開いてみました。

奈良県のH25年度の予算て、ぱっと言えますか?
仕事の必要から知っている方を除けば、意外と少ないのではないでしょうか?

平成25年度当初予算 ・平成24年度2月補正予算のすがた 
http://www.pref.nara.jp/secure/98807/1-h25_big_picture.pdf

というのがありました。わたしたちは県民としてこのようなお財布の中で暮らしてるんですね。

それにしても、公的機関のHPって、すぐにPDFですよね。
これ、コーディングする側としては便利かもしれませんが
閲覧する側としては、何から何までPDF、PDF、PDF、って、ほんと、テキストで見せてくださいなという気持ちになります。
キーワード検索で見つけにくいでしょうし。(見つけてほしくないわけではないと思うのですが)
これは余談でした!

それで、次に見たのが
平成25年度予算 主な取組 その1というもの
もちろんPDFです。

ベッドタウンとして人口増加してきた奈良。税収の中で個人県民税の占める割合が多い(4割)そうです。
それに対して、法人税や地方消費税は最下位レベル。
県内に企業が少なく、消費が県外に流出しているからとのこと。
これからの少子高齢化を考えると、個人県民税は減るはずなので、
「ベッドタウンから脱却し、
県内雇用と県内消費を増加させ、
地域経済の自立をはかっていく必要があります」
と、高らかに宣言されているのでした。

賛成です。

でも、県だけでできることではないはずで。

暮らしている私たちもそう考えていかないと。

エルインクは、地域というスモールな枠組みで
経済や暮らしを捉えてみたいと
いつも思っていますので、
県のこのような方向性に興味がわきます。

「そのため」

と、PDFは続きます。

「地域産業の支援や
企業が立地しやすい環境整備」

「新産業の創出にむけた研究開発」

「観光地として、宿泊客の増加」

をやるとのことです。
「県が率先」して、「原動力」となり、「強力に進める」そうです。
勇ましい。

こうした動きが、関係者だけのものとなり
ごく普通のわたしたちの日常と離れたまんまにならないように
関心をもって見ていきたいですし、
市民として協力できることは行動していきたいですよね。

とりあえず、お買い物は、奈良県で!かな。
大阪や京都のショッピングも、ネットのショッピングも
楽しいですが、奈良ですむものは奈良で。

地元でお金がまわって、楽しく盛り上がる
そういう希望を持ちたいと思います。