天皇誕生日に。16000年前から続く文化を思って。

2021年02月23日

令和になりましたので、天皇誕生日が変わり
12月23日は平日に、そして本日2月22日が祝日に。

先日は建国記念日があり、日本は世界で一番長く続いている国ということで
めでたく思っておりました。ここでいう国とは、神武天皇という「天皇」が建国されたものです。
天皇なくして日本なし、なのですね。

 

 

では、わたしが興味を持っている縄文文化は日本ではないの?
本を読んでいますと、国家とは呼ばず「日本列島」というふうに、よく書いてあります。
国家としての日本ではなくて、地理的な意味での日本列島、
そこに花開いたのが縄文文化。

わたしにすれば、これも日本なのです。

その長い(縄文時代の始まりは1万6千年前といわれています)時間のなかで
生と死を祀る信仰が生まれていきました。
人間を超えた何かの力なり、作用なりが存在することを知っていた。
そのベースがあるから、神道や仏教などが生まれても
それを今まで自分たちが信じてきた体系に当てはめて「あーわかるなあ」と
受け入れることができたのではないでしょうか。

争うよりも受け入れて、なじませて、自分のものにしてしまう。
そういうところがあるように思います。

 

 

わたしが天皇誕生日を祝日だと思う理由は、
天皇という存在を、許し認め続けてきた日本人の賢さに対して。
いろんな意見があるでしょうに。
いろんな目にあった人もあるでしょうに。
それでも、天皇が日本という国の印であり続けることを選んできた。
そんな日本人の集合意識のようなものに対して、です。
その源となった、この列島の文化に対して、です。

社会のグローバル化が進んだ今だからこそ
日本とは、日本人とはの部分を
かえって真剣に考えていきたいと思います。

 

 

今日も春らしい1日になりそうです。
病気にもならず、家族も元気で、大きな揉め事もない平和な日常。
さらにありがたいことに、仕事のうえでも
忙しくさせていただいてます。
感謝の思いで、過ごす祝日です。