毎日寒いですが、春は近い。
むかし、日本中の川という川にダムが建設された時代がありました。
若かった頃に、利権というのはそういうことなのかと知る機会ともなりました。
ダムや河川工事は水力発電所のためであり、やがて水害から守るためであるというふうに
なっていきました。あるいは、「雇用創出」とも聞きました。
魚の命か、人の命か、どっちが大事なのだ?と、
ダムに反対する人にはそのような言葉が掛けられていました。
ダム反対=人の命を大事にしない人
という意味らしいのです。が…
魚が生きられない世界に
どうして人間が住めるのか?と思うのでした。
人間を含む命そのものを尊重しないと
結局は、現代のような課題が生まれてしまうんですよね。
これはイデオロギーの話にすり替えられたくありません。
何かに反対しても、あまり何も生まれてこないですが、
だまって自分の生き方を問い、暮らしに反映することは可能だと思います。
事業に反映する人もいるでしょう。
教育に反省する人もいるでしょう。
行政に反映する人がいてもおかしくないと思います。
そういう動きは高まっていると思っています。
何年かかってもかまわない
次の世代やその次の世代までかかるかもわからないけど
この方向性を失わないで繋げていきたいと思います。
だって、そのほうが豊かで楽しいと思うんです。