ありのままの意味について
ありのー、ままのー、これが昨年どこへいっても聞こえていました。
ある若者支援のイベントでも歌われていました。
そしてMCの方が「ありのままでいずらい時代なのかしら」的なことを
おっしゃっていたのが印象に残りました。
さて、言葉尻だけをとらえると、ネットには
「ありのままでいいなどと言っていると、人間は怠けてしまう」
という意味の見解がありました。たしかに(笑)
でも、そういう意味ではないでしょうね「ありのまま」が、あんなに流行ったのは。
ここで、ありのままとは自己実現のほんとうの意味なのだ、
という記事を見かけましたので
自分用のメモを兼ねて載せておこうと思います。
マズロー「自己実現」の誤解と「ありのまま」
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20150109/President_14339.html
「「ありのまま」とは、これまたなんともぼんやりとした言葉ですが、マズローの理論を頼れば、それは結果ではなく、「過程そのもの」ということです。マズローやマズロー研究者によれば、自己実現とは、単なる自己中心ではなく、自分の欲やエゴも認めながら、他人の存在や様々な環境、想定外の出来事や変化などを受け容れ、その関わり合いや複雑な日常の体験を通じて、自分の可能性や潜在能力を発揮していこうとする、成長過程そのものだということです。そして、自己実現は、その変化や成長を通じて、社会性や他人の利益をも含んでいくと説明されています。」
成長過程そのものが「ありのまま」。
達成をマネジメントするものでは決してない。
わたしもどちらかというと、人のモチベーションをアップさせるための
誰かによる「この向こうに自己実現があるのだ」的なおふれを耳にすると
違和感がありましたので、こんなふうに書いてくださるとちょっと嬉しい。
欠乏欲求が満たされた次の話ですので
欠乏してもるものがあればそれが先でしょうけども。
いやいや、その過程の中にも自己実現はいつも、隠れているのかもですね。