立春。お元気ですか。春まな、美味しいですよ。
2020年の立春は、本日2月4日(火曜日)。
季節の変わり目、、、こんなにタイムリーに投稿するなんて、わたしも進歩したものです(たまたまですが)。
以前は滅多に投稿ができなかったものです。
誰も見ていないから心配しなくてもいいよ、ともう一人の自分に笑われていました。
どこかで自分の存在を表明しておくのも、訓練です、訓練。
(すぐに隠れたがるため)
暖冬と騒がれていた冬が終わりつつあります。
天気予報よりも、いつも少し暖かく感じる温度になってから日が暮れてゆきます。
窓から輝かしい光が差し込んでいます。ベランダの緑も、少し動き出すかしら。
あの子たちは、本当に、ちゃんと知ってるんですよね、春を。
春、、、といえば春まな。下北春まなって知っていますか。
なっぱなんですけどね、こんな。
下北春まな(しもきたはるまな)は、アブラナ科の越年草で、奈良県吉野郡下北山村在来の漬け菜の品種である。 地元の食文化と密接に結びついた伝統野菜として、奈良県により「大和野菜」に認定されている。
下北山村での栽培は少なくとも明治時代にまでさかのぼる。特有の気候風土でしか育たないと言われ、夏野菜の裏作に自家栽培されて漬物などに利用されてきた。長期間の山仕事では、春まなの漬物樽と米を山小屋に上げ、「めはり寿司」を自炊したと伝えられている。漬物の販路を広げる試みもあったが、村外に出回ることはほとんどなかった。
2008年(平成20年)3月28日、「下北春まな」の名で「大和の伝統野菜」として「大和野菜」に認定され、地域特産物として生産振興が図られている。
このような読み物もあります。
先日、下北山へ行った時(しょっちゅう行くんですよ)、ソテーを食べさせてもらってびっくり。
春まなのことは、今までも、ちゃんと知っていたはずなのに、概念が変わるほどに びっくりする美味しさだったのです。
上記にもあるように、春まなは、漬物になったものを食べることが多いわけです。だからみんな、この美味しさを知らないんです。
春まなを最高に美味しく食べるには、採れたての生です!!!!!
それには、下北山村の人と知り合いになって買わせてもらい、できたら現地で調理して食べるしかありません。
もしくは、その知り合いから送ってもらって、その日のうちに食べるか、です。とにかく、新鮮さが命。
作り方を教わりました(はるちゃんより)。シンプル!
フライパンに油を引いて、春まなを茎の方から入れる(葉っぱは、はみ出していても良い)
茎がしんなりしたら、葉っぱを全部入れ込み、蓋をして蒸す。以上。
味付けは好みで、醤油をふる、酢味噌をかける、塩をふる、などなど。どんな味付けでも春まなが美味しいので、大丈夫です。
旨味がある、えぐみがない、歯ざわりが良いのに柔らかい。なんだか優しい。
ソテーだけをひたすら食べられるくらい美味しいです。
地元の青年北くんは、「切らない方が美味しい」と言います。
「食べやすい大きさに切る」は、なし!そのまま調理しましょう。
コツは、「炒めて・蒸す」ところだと、作ってみて思いました。
油分のおかげで艶ややかさが生まれ、保湿が守られる。このバランスが美味しい。
サラダ油、ごま油、オリーブオイル、いろいろ試してみるのも楽しそうです。
食べてみてください。2月!今が旬です。どうやって?ほとんど流通していないのに?
そうなんですよね、だから村に行くしかないですねー。
行くしかない、この面倒臭さが良いと思います。(春の下北山村、心が浄化されますよ!)
村の産業となっていくには、大量に作って流通させないといけないんだと思いますが、もちろんそれもいいのですが、きっと、「採れたて」ではないから味は落ちます。
落ちたものが、春まなの味ではないんです。この採れたてが本物です。
下北山村にはカフェやレストランがないので(そこがまたいい)
こんなソテーを食べられる店は、今のところありません。
可能性があるとしたら、土曜朝市が開かれていますので、そこが狙い目か?(今月中に行くべきだ)
下北山の土曜朝市
http://www.vill.shimokitayama.nara.jp/oshirase/2018/04/0000.html
注意 この土曜朝市は人気で、開店前から行列ができ、瞬く間に売り切れてゆきますので、遅刻しないで行きましょう。
春は春まな、というお話でした。