10月に植えられるもの。ソラマメとえんどう、玉ねぎ。

2021年10月27日

畑活を初めてから、2回目の秋を迎えています。日中の気温が20度を超えなくなりました。
今日になって10月は投稿していなかったことに気づく!しばらくご無沙汰という意識はあったものの、ずいぶんなご無沙汰です。

偶然ひきよせた畑との縁に感謝しつつ、土や植物について情報を集めては自分の畑で試してみる繰り返しが楽しく、
この頃は、雨の日が残念に思うようになりました。
「野菜たち、どうしてるかなあ」という気分。
(しかし、傘をさしたりカッパを着てまでは行かないわたし。頑張らない畑活は継続に秘訣、と勝手に決めて)

去年までは、どの時期に何を植えるのか?を全く知らない状態からのスタート。
もちろん、何度も調べます。本も読みます。ネットもチェック。
ですけど、すぐには定着しないのです。
畑に立つと、「今の時期って何を植えたらいいんだろう?」状態になるんです。

お隣に住むおじさんからやいのやいの言われるがままに、去年は大根を植えました。
家族が大好きだというので、ソラマメとエンドウも植えてみました(どちらも無事に収穫)。

今年は今年で同じようなことを調べています。来年あたりは、季節の変化を感じると同時に
「そろそろ、あれを植えなくちゃなあ」なんて、いちょまえのつぶやきができそうな予感がします。

10月に植えたものは、何か?畑ノートをめくってみるに、これといってまだありません。
9月末までに種を植えたものが多いのです。
ハーブ数種類
レンゲ(これは飾り)
大根
にんじん(大根のコンパニオン)
秋植えジャガイモ
ほうれん草
にんにく
早生のタマネギ
チンゲンサイ
キャベツ(苗)
白菜(苗)

(野菜ではないけれど、コスモスを植え、今花盛りです。とっても綺麗。)

今それらは発芽したり本葉を広げたりしています。
夏野菜が終わった畝に、後植えするのには何がいいのか、何があかんのか?を学びました。
ナスやトマト、ジャガイモなどの後には、白菜やキャベツ、チンゲンサイなどの葉物がよくて。
キャベツのとなりにはレタス。(レタスは全く虫がこない!)
などなど、覚えたてのことを実践あるのみ。
それらの成長を観察しているところです。

10月は、
幼い苗をひたすら虫から守る作業です。
自然栽培風(自然栽培そのものとは恐れ多くてとても言えない)の畑には
有機肥料といえども与えすぎないようにしていますが、それでも虫がきます。
キャベツにはあおむし。大根にはダイコンハムシ。
先輩たちから聞きかじっていた事実が、目の前に展開されていきました。
虫のみなさん、ほんとに、すっごい食欲ですね。
畑ノートには毎日「テデトール」(手で取るの意味)の文字が。

けれども、実験的に、草マルチ&黒ビニールマルチ作戦で菌ちゃん育成をした畝に
ジャガイモを植えたところ、偶然かラッキーか、これだけはほとんど虫に食べられていません。
(ジャガイモってもともと虫にもてないんでしたっけ??)
これで、植える前に土の菌を増やしておくことの大切さが理解できました。
テデトールを減らせたら、楽になるというより、それだけ野菜がしっかりしてきたということ、
つまり畑が元気になってきたということなので、それが楽しみです。これからの畑づくりは菌づくりから。

実験畝には黒ビニールマルチを使いましたが、本来は嫌いですので、他の畝では使わず
そのぶん、時間をかけて草マルチを置き、土を露出させないようにしています。
また、雑草もあまり神経質に刈らず、畝まわりには常に緑があり、野菜の近くでも日照の邪魔にならなければ
そのままにしている箇所もあります。
全体に、畑が緑(または草マルチ)で覆われている状態を目指しているのです。

かつては、黒い土にグリーンの苗が並んでいる写真などを見るとワクワクしたものですが、
今の感覚は少し違います。
わたしたちが素敵だなと思うのは、雑草もそこそこ役割があり、虫もある程度は共存し、
いろんな野菜が賑やかに育っている畑。
溢れタネからいつのまにか育っている白菜などを見ると嬉しくなります。
できるだけ、みんな、好きに生きてくれ。
わたしは最終的には作物を収穫して食べるんだけど、その時までは成長を愛でながら楽しませてもらうし、
助けが必要なときは手をかすよ、みたいなスタンスです。

そんな10月ですが、本日、ソラマメ、エンドウ、タマネギの苗、いちごの苗を買いました。
いちごは初挑戦ですので、結果に対して無欲に取り組む所存です。(でも、食べたいなー)

年内には、秋植えの野菜の収穫もほぼ終わるでしょう。
畑は緑から茶色に変わり、冬越しするものだけが残ります。(タマネギ、にんにく、豆類など)
寒すぎる日は畑を休みます。
そして春にむけての計画立案がまた始まります。

人生であと何回(多くても20回くらい?)、畑の四季を経験できるか?を意識して
一年一年を味わいたいです。
こんなに畑好きになるとは、自分でも意外です。