共育学舎へ行ってきました。

2015年04月06日

わたしたち家族が年に数回、ひきよせられるように訪れるのが共育学舎。
和歌山県新宮市市から山のほうへ奥まった熊野川町にあります。
奈良から車で行くと、渋滞を避ければ2時間半。十津川をぬけてひたすら南下していきます。

この週末に、また共育学舎へ行く用事ができたので
夫と長男とわたしの3人で行ってきました。

これは、それを記録がわりに書いています。

早朝5時に奈良を出発。
京奈和道を通り、御所、西吉野、大塔で休憩。
元大塔村にある道の駅で休憩します。


となりに建つロッジ「星のくに」って、どんなところだろう、ということと
天誅組のことを、いつもちらりと思います。

そこで軽く背伸びなどして、次の休憩地点は
源泉かけながし温泉で有名な十津川村の道の駅。
ここにある足湯につかるのが恒例です。
足が赤くなるほど熱いけど、気持ちいいのです。
足湯のとなりで朗らかなおばちゃんが、
タケノコごはんを売っていましたので
買い求め、春を味わいました。

ひろい十津川村をぬければ、そこからはいっき。

田辺市にさしかかると
熊野本宮大社があります。
たっぷり用意された駐車場に車を置き、
長い石段を登りました。(普通の石段ですが、わたしには長いだけ)
センターには素戔嗚尊さま!出雲出身のわたしには嬉しい。
そして八咫烏。奈良クラブサポーターとしては嬉しい。

やはり、熊野本宮大社への参拝はかかせません。

ここでプチびっくりしたこと。
檜皮葺きの屋根から湯気がたっていました。
なんだか神秘的でした。

続いて、夫が毎回どうしてもこだわるスポットへ。
湯ノ峰温泉です。
薬湯として有名で、地元では治癒の伝説が数え切れないほどありそう。
というのも、毎回、温泉でいっしょになった人たちから
「いいお話」をうかがうことができます。
それにもまして夫がこだわっているのは
「温泉たまご」!

このために、奈良のぴよたまさんの卵を買い込み
共育学舎へのお土産に
ジャスト8分間を厳守して温泉卵作成。
卵と温泉のダブルの美味しさです。
なかなかの好評をいただきました。

共育学舎へ着くまえに、ランチをかねて
「ブックカフェ クジュウ」へ。
こちら方面へ来たときは、いつも立ち寄りたくなり場所です。
台風に遭い、取り壊しになりかけた木造校舎を
地元の若い人たちで改修。
シェアハウス、週末のカフェ、パン工房、ガケ書房がドッキングした
魅力的な場所になっています。
参考 http://dotplace.jp/archives/16474


↑このアイスコーヒーは特筆したい美味しさでした!
選択の意図を感じる本が並んでいるブックカフェ。
窓から見える道と川。
学校のなごりをとどめる部屋の中。
いつまでもここにいたくなるような居心地のよさ。
オープンしたばかりの頃にくらべ、認知度が高まったのか
繁盛していました。

共育学舎に着いたのは午後2時ごろ。
代表の三枝さんはお留守のようで、
奥さんのゆきさんが、忙しそうでした。
(金曜日と土曜日だけは、カフェを開いていらっしゃるため)
わたしたちと共育学舎との出合いはもう10年前になるのですが
あらためて月日のたつのは早いものだと思います。
ここがなければ、もしかしたら今
夫がつとめている職場は存在していなかったかもしれません。
また、ここがなれば、もしかしたら今
わたしは長男や次男の選んだ道を今のように
応援していなかったかもしれません。
なんとなーく、ここの場所のことは
奈良で暮らしていても、常々思い出しているのです。。

さて、今回の直接の目的は
三枝さんから長男Rのミニライブをやらないかというお声をいただたため。
5月に町内でミニフェスをやるにあたり
Rを出演させていただけることになり、
それにはまず聴いていただこうということをお伝えしたら
今回の場を設定していただくことができました。

Rは普段は自分で自分をマネージメントしていますが
ときどき、わたしたち系のつながりで
出演の機会がいただけるときは、
企画にかかわって協力しています。

Rにとっては共育学舎初体験でした。
何を感じたことでしょう。


今回は特になんの告知もせず、
ただ縁あってそのときそこにいた人たちが
聴いてくれました。
オリジナルばかりで、みなさんにはなじみのない歌ばかりだったと
思うのですが、楽しそうに聴いてくださって嬉しかったです。

ゆきさんがあとからおっしゃった言葉。
「今では田舎に住んでいても物質的なものは不自由なく
買えるようになっています。ネットもあるし。
でも、音楽を生で楽しむ機会ってないんですよね。
田舎から若者が出て行く理由のひとつに
楽しいことが少ないっていうのがあるんじゃないかな」

楽しんでいただけるなら、
わがチームはRをいくらでも送り込みますよ。

プチフェスは、地元の若い人たちに
楽しんでもらい、気持ちをアゲていただこうと
これから毎年行いたいそうで、
少しずつ育っていくといいなあと思います。
元気をいただくのはRのほうかもしれません(笑)
ライブとマルシェの楽しい場所がここにも生まれそう。

共育学舎とのつながりを
これからも大切にしたいと思います。

シンゲンさん、ゆきさん、今回もお世話になり、ありがとうございました。
何もお返しできていませんが
うちの面々でお役にたつことがあればと
思います。
新しい企画のことも、聞かせてくださってありがとうございます。
わたしたちも楽しみにしています。