過疎地の小学校がまたひとつ消える。
日本中の津々浦々に学校があります。
どの子も教育を受けることができます。
これは、とても恵まれたこと。
でも、すべての学校に校長先生や教頭先生、担任の先生を配置して
設備を維持するにはお金がかかります。
子どもが減り、過疎化が進み、
かつての小学校がどんどん消えています。
わたしも奈良県内で全校生徒10人!みたいな小学校を
見てきたことがありますが、
それは今でも残っているのかな・・・。
島根県津和野市のとある小さな小学校が
なくなることが決まりました。
その直前に、卒業生である12歳の男の子が
「ぼくにできること」として
町の存続条件である「小学生16人以上」のために
二組の移住者を招くことができる空き家改修の費用を
クラウドファウンディングで集めました。
その取り組みを、TEDでスピーチしています。(かわいい!)
「これからの日本にこそ、ど田舎小学校が必要だ!」
プロジェクトは成立したのですが
町の決定としては「廃校」となりました。
https://readyfor.jp/projects/sabumies/announcements/22951
都市に暮らす子どもも、その基盤となっている自然を理解することが
どうしても必要だと思うのです。
それも、「楽しい体験」を通して。
教育者とのあたたかい関係の中で。
この小学校には、それがあったことが
スピーチから伝わってきます。
ここはいつか廃屋のようになるのでしょうか。
できることなら、「フルサト」として活用され続けて欲しいと思います。
一方では、シェアハウスや、二地域居住など
田舎か都会か、ではなくて、どちらの価値も否定しない
新しい生き方が生まれています。
失って気づくものもあるでしょう。
気づいてからでも遅くない、もう一度、
失うべきではなかったものを
取り戻しましょう。