5月のこと 九州めぐり7
もうひと月も前のことだなんて
もったいないキモチです。
目を閉じると初夏の輝かしい光をあびた
モクモクと元気な山の木や
どこまでも続きそうな久住や九重の高原の景色が
うかび、いつまでも浸っていられます・・・。
でも、見とれてばかりで
あまり写真をとっていません。
カメラを構えるか?
見とれるか?
どちらかを選ばなければならないとき、
わたしはいつも「見とれる」ほうを選んでしまいます。
見とれた景色は、データには残りませんが
しっかり記憶に残るのです。
カメラを構えているときは、うっとりしてる場合ではなく
しっかりして撮影しなければなりません。
でも、記憶を助けてくれます。
そして大分県の竹田市につきました。
まずは「荒城の月」のモデルとなった岡城へ。
岡城 http://www.city.taketa.oita.jp/okajou/
ただただ、シロツメクサがかわいい。
この白い美しさは旬だけのもの。
すぐに茶色くなっていくんですもの。
幼少期を竹田で過ごした滝廉太郎は、岡城跡で遊んだそうです。
そして明治34年に「荒城の月」を作曲しました。
竹田駅は古いままで、良い感じ。
竹田は湧き水が、あちこちにあります。
森がまだ生きているということでしょうか。
あたりまえのはずのことが、とても貴重に感じられます。
あたりまえではなくなっているからですね・・。
わたしたちは本来、タダで、美味しくて体にいい水を
自然からもらえるのに、
それを壊して、カルキ入りの水を買い、
さらにはペットボトル入りの水を買うのです。
森さえ大事にすれば・・・と、思います。
九州に住めば、わたしが生きてる間くらいは
この豐かな水と暮らせるでしょうか・・・。
(想像の中で移住のイメージ・・・想像だけは 笑)
駅から次に向かったのは
夫の父が通ったという廃校です。
もったいないくらいの廃校。
子どもたちは、ここにはもういないのです。
再利用されているようにも見えますが
閑散としていました。
子どもの声が聞こえそうな校庭。雑草がないので、誰かが手入れをされているのかもしれません・・・。