5月のこと 九州めぐり7

2015年06月03日

もうひと月も前のことだなんて
もったいないキモチです。

目を閉じると初夏の輝かしい光をあびた
モクモクと元気な山の木や
どこまでも続きそうな久住や九重の高原の景色が
うかび、いつまでも浸っていられます・・・。

でも、見とれてばかりで
あまり写真をとっていません。

カメラを構えるか?
見とれるか?

どちらかを選ばなければならないとき、
わたしはいつも「見とれる」ほうを選んでしまいます。

見とれた景色は、データには残りませんが
しっかり記憶に残るのです。

カメラを構えているときは、うっとりしてる場合ではなく
しっかりして撮影しなければなりません。
でも、記憶を助けてくれます。

そして大分県の竹田市につきました。

まずは「荒城の月」のモデルとなった岡城へ。

岡城 http://www.city.taketa.oita.jp/okajou/

岡城の石垣

城跡

岡城は城跡なので、建物は何も残っていません。

シロツメクサ

ただただ、シロツメクサがかわいい。
この白い美しさは旬だけのもの。
すぐに茶色くなっていくんですもの。

滝廉太郎もこの景色を見たのかしら。

幼少期を竹田で過ごした滝廉太郎は、岡城跡で遊んだそうです。
そして明治34年に「荒城の月」を作曲しました。

竹田駅

竹田駅は古いままで、良い感じ。
竹田は湧き水が、あちこちにあります。
森がまだ生きているということでしょうか。
あたりまえのはずのことが、とても貴重に感じられます。
あたりまえではなくなっているからですね・・。

湧き水ポイントに設置されたガイドマップ

わたしたちは本来、タダで、美味しくて体にいい水を
自然からもらえるのに、
それを壊して、カルキ入りの水を買い、
さらにはペットボトル入りの水を買うのです。

森さえ大事にすれば・・・と、思います。

九州に住めば、わたしが生きてる間くらいは
この豐かな水と暮らせるでしょうか・・・。
(想像の中で移住のイメージ・・・想像だけは 笑)

駅から次に向かったのは
夫の父が通ったという廃校です。

もったいないくらいの廃校。

子どもたちは、ここにはもういないのです。

再利用されているようにも見えますが
閑散としていました。

祖母山麓体験交流施設「あ祖母(あそぼう)学舎」

まだそれほど傷んでいないように見えます。もったいない・・・。

山の中に学校で、平坦な校庭を造るのは大変だったはず・・。

子どもの声が聞こえそうな校庭。雑草がないので、誰かが手入れをされているのかもしれません・・・。

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