遅まきながら、冷えについて気をつけることにしました。

2016年02月06日

わたしのまわりの50代の友人に「冷えとり」って知ってる?
と、聞くとまったく知らないとのことでした。

かたや、息子世代の女子たちは常識的に、知っているようです。

昔の人は、冷えるのがよくないことを良く知っていたと思います。
幼いころ、「そんなことしたら冷える」と注意してくれたのはおばあちゃんでした。

若い人のほうが伝統的な知恵に敏感だなあと、つくづく思います。

若くなくなり、健康なお年よりを目指したくなっているわたしは
今、おそまきながら「冷え」に気をつけようと思い始めています。
身体的にも(冷えとりファンの方によれば精神的にも)メリットが大きいようです。

数年前からこの冷えとりブームの傾向を知りつつ、
今ひとつ近寄れなかったのは、
冷えとりをしない人を責める空気感といいますか・・・
○○の冷えは強欲の現れとか、、、いろいろ、痛いご指摘がありまして
そんなにいい人ではない自覚のあるわたしとしては
冷えをとってどうなるものかと思っていた次第です。言い訳はこのへんにしましょう。

最近、本棚にある変色した古い本(※)を読み返し
あらためて理解したことは
冷えとは、上半身と下半身の「差」にあるということでした。
つまり、足をどんなにあたためても、それ以上に上半身を温めてしまえば
それは「冷え」というのです。

よって、冷えとり派の人は靴下の重ねばきをされます。
レギンスも必須です。
そして、靴下を重ねてもOKなように
少し大きめの靴を履くのです。
そのわりに、上半身を着膨れしないことも大切とか。
とくに、手首は上半身にあたるそうで、
手袋はよいけども、手首は空けておくのだそうです。

足湯、半身浴も重要らしい。

まあ、一度に立派な冷えとり派になろうと欲ばらず、
靴下を重ねることから始めたいと思っています。
いえ、すでに重ねて履くようにしていますが
正しくは細かいルールがあるのです。
そのあたりは、まったく適当にしておりました。
素肌には絹がよいこと、重ねるのも天然繊維がよいこと
などは、納得できます。

足先がとても冷たくなる体質を
あきらめていましたが、
昨日の腹痛からのメッセージなのかどうかわかりませんが
冷えに取り組む気になりました。

立春とはいえ、まだまだ寒さは続きます。
自分の体にもやさしくして、過ごしたいと思います。

(※)本棚におきっぱなしていた古い本とは、
1988年に初版が農文協から発行された「万病を治す冷えとり健康法」というものです。