コンクリート三面ばりの水路に、少しずつ土が堆積する。
そこに雑草が芽生える。

雑草は、小さな隙間にも健気にはえてくる。
幾種類もの雑草は、調和してはえてくる。

これを意図的にアレンジメントしようと思ったら
なかなか難しのではないかしら。

イギリスのフラワーアレンジメントは、
あたかも自然の中で生きているようにさすのがいいと読んだことがある。

自然は、本来は自分で調和しようとしている。
人間が手をいれても、また調和しようとする。何度でも。
この力を借りて、人間の側が少し工夫すると、人間と自然も調和できるはず。
わたしが、近自然工法を知って嬉しかったのは、そこなんです。