お米を食べる、ということをもう一度大切にしたい。

2019年04月03日

縄文時代に恋をしまして、堅実類や小動物、魚介類中心の食生活が
列島史上最も長いことを認識し、原則なのだなと思っていますが、
お米についても、
最近、惚れ直しているところです。

日本にお米がやってきた(外来とされています)のは、縄文時代。
熱帯ジャポニカ。焼き畑で栽培する稲でした。
(焼き畑は、人口が少ないなら、すごくいい方法だと思う)
やっぱり、完全に自然に依存していると、飢えることがあったと思う。
お米は蓄えることができるので、食料の安定確保ができるという点で、
ブラボー!だったかもです。
(まあ、蓄え可能なところから貧富の差、身分の差も生まれるんですが)

弥生時代以降は、温帯ジャポニカ。
新しく列島にやってきた人たちがもたらしたそうです。
熱帯ジャポニカを継承しつつ、九州から広まりました。
水田で作るお米です。今わたしたちが食べてるもの。

日本はもともとは森で覆われていましたので、
今のように各地に田圃の風景が広がっているのは
人が努力して作ったもので、それだけでも文化遺産だと思います。
(もはや、それがどんどん消えているわけですが)
最初から、こうではないです。
長い年月をかけて、だんだんと温帯ジャポニカが広まりましたし、
現代に近い状態で一面の水田ができたのは江戸時代なのだそうです。

そういえば、江戸時代には人口がぐーーーーんと増えていますから
(縄文時代で40万人、江戸時代で3000万人)
水田の開墾が進むとともに、養える人口も増えたのでしょう。

この、先人たちの努力に対して、お米ってありがたい!と思うのがひとつ。

次に、お米って、毎年同じ場所で作ることができるって、
考えてみたらすごくないですか?ということ。
(わたしは本で読んで気づきましたが)
ヨーロッパの主食、小麦は、連作はできないそうです。

なぜそんなことが可能かというと、お米という植物の性質と、
森の栄養分を含んだ水が毎年流れてくれるからですって。
もちろん、自然に流れてくるのでなく、人が灌漑しているのです。
この自然の恵みと人の努力に対して、ありがたいなあ!ということ。

さらに、お米の栄養価。
昔の人は、現代人のように、肉やサラダを食べていなかったのに
恐ろしく体力があったのはなぜでしょう?
お米が完全食だから。タンパク質からビタミン、ミネラルまで含まれています。
精米技術が進んでいなかったことで、玄米に近い状態で食べていたので
お米の栄養をとることができたのだそうです。
雑穀もよく食べていたことも、良かったみたい。
あとは、お味噌汁と、お漬け物(どちらも発酵食品)があれば完璧。
日本食って、偉大だなとつくづく思います。

ふっくら炊きあがった白いお米、たしかに大好き。

でも、それは砂糖と同様、精製された食べ物なので
特別なときに食べるくらいで、ほんとは丁度いいのかもしれないのです。
白米を食べるなら、多様な副菜も必要です。

うちは、家族が玄米になじまないため、現実として白米を感謝して食べていますが
やはり、少しつづでもいいから、玄米食を取り入れたくなります。ゆる玄米食(^^)
(ちなみに、わたしは結婚するまでは玄米派でした。玄米、好きです)

さらにさらに、お米の国のわたしたちが、田圃に感謝したいこと。
それは、水を土に返してくれるダムであったということです。

日本人は、古来から水害と戦ってきたのです。
土を運んでくれるけど、家財が濡れたり流されたりする水害。
治水と利水に苦心してきたのが、日本です。
今の川は、コンクリートで強靭に護岸されるので一見したところ、水害は減りましたが
ひとたびあふれる(壊れる)と人災的大災害に。。。
もう少し、川に自由を、と思いますが川岸まで市街地が迫るように開発されてしまっているので
今さら、なかなか、氾濫原を広げるのは難しそう。。。。
(でも長ーーいスパンで考えたら、これからは川の自由を取り戻すのがいいと思います)

水源涵養、、、、といえば森!とばかり考えられがちですが
広々とひろがる田圃には雨をうけとめ、ゆっくりと土に返してくれる働きがあったのです。
田圃の消失とともに絶滅していく生き物もいます。カエルやとんぼはその代表。
今、地球上から恐ろしく昆虫が絶滅しているそうですが、
このへんで、そろそろ、絶滅や滅亡の時代から再生や復元の時代にシフトしたらどうかなー。

もうひとつ、江戸時代まではお米が経済的な価値のものさしでしたね。
西洋にように、「金」ではなくて、お米という食べ物だったのですよね。。。
金銀もたくさん埋蔵されていたようですが、それは西洋との貿易で?すっからかん。
(なんだか、うまくやられたような気がすんですけど、、、、ちゃうか)

価値=食べ物=命。

そういう考えがあったことが、なんだかステキではないかと思い始めました。
価値とは命ではないでしょうか。命が生き生きするようなモノやコトが価値ではないでしょうか。

最後に、お米はお酒を生んでくれました。
それには、日本ならでは、酒蔵ならではの微生物の存在が欠かせません。
そのなかでも、知れば知るほどに、ありがたいのが麹。
日本の気候があればこそ、穀物にいいカビが生えることができる。
その力に気づいた日本人もすごい。

やはり、わたしたちはお米の素晴らしさを忘れてしまうと
日本人ではなくなるのではないかとさえ、思えてきます。

ごはんと、お味噌汁と、少々のおかず。
この基本を大事にしよう。
今の日本は世界中の料理が食べられますし、それも楽しいことです。
ただ、基本はやはり「ごはんと、お味噌汁と、少々のおかず」。

お米、ありがとう。これからも、いろいろ教えてね。

Next »