愛する人の笑顔と風土

2019年04月09日

農もクリエイティブも、土壌を耕すことから始まる
クリエイティブビジネスフォーラム「クリエイティブは旅に出よ。」Vol.3

というイベントの模様がウェブで公開されています。

エルインク阿南と人間関係のある方ならご存知かもしれませんが、メインスピーカーの三浦さんとは、(さとびごころでも連載をしていただいていますが)長いおつきあいです。三浦さんのホームフィールドに住んでいないにもかかわらず
全国区の人になられるビフォー、アフターを見守らせていただいてきました。

その記事を読んで、最初からの信念が変わらないことに加えて
年々磨きがかかってくるというか、よりコンパクトに洗練されていく印象を持ちました。
昔は公開されていなかったけれど、今はお話しされていることが混じっていて、
またひとつ、三浦さんの一面を知ったような気持ちになります。

いつも新しい発見があるのは、むしろわたしのほうが聞く耳を広げることができたためかもしれません。
わたしよりもずっとお若いのですが、正直なところ、学びや気づきをいただくこと、しばしばです。

いつも、わかりやすく柔らかい言葉を選んで話をされていますが
その奥には、現実をシビアに見る厳しさもあります。
よく聞かないと、逃してしまいそうなほど、さりげないのですが。

三浦さんは最初からコンセプトが明確で
ひとつのゴールにむかってひたひたと達成していらっしゃるイメージです。
誰もがそんなふうにできたらいいのかもしれませんが
わたし個人は、迷いながら、探しながら歩いてきたので時間ばかりが過ぎたようにも思います、
けれど、それもわたしにとっては必要な時間だったのかもしれません。

年々思うことは、わたしがイメージしている自然にも人にもやさしい社会にとって
三浦さんが掲げるような「愛する人の笑顔」があり「風土にマッチしている」農は、このうえなく大切なもの、ということ。
健康のためとか、食料自給率とか、大切な理由はたくさんありますが
いちばん本質的な理由は、三浦さんが大事にされていることと近いような気がして、
それが自分を力づけてくれたりします。

ぶれないのは、それが本心だから。

笑顔と風土のため、自然にも人にもやさしい未来のために、
取り組むことが直接的に農でなくてもかまわないと思います。
今やっている暮らし、仕事、そのうえで、こうしたコンセプトを折り重ねてみることで
あたらしい選択が見えるのではないでしょうか。

みなさんは、どうでしょう。
読んでごらんになりませんか。

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