気持ちをクリーンアップしたいときに聴く歌

2020年01月27日

同県人ということと、私よりも少しだけ人生の先輩であることと、
カラオケで歌うときにキーを変えなくてもいい人、

という理由から大好きなまりやさん。

紅白歌合戦は見ないので、後から知ったことですが
どうやら昨年、出演なさったのですね。そしてこの歌が再注目されたようです。

いのちの歌。

生きてゆくことの意味
問いかけるその度に

という言葉から始まります。

私がいつも、いい意味で逆撫でされるのは
この後に続く言葉が 
暖かくポジティブなことです。

通常ですね、このようなフレーズの後には
例えば中島みゆきさんであれば

糸という歌の中で
こんな糸がなんになるの
と、反語で歌われています

どうしても、意味なんてあるのか、ないのではないか?
虚しいのではないか? 辛いことばかりではないか?
と問いかけがちなのですけれども

まりやさんは、すんなりと

胸をよぎる愛しい人々のあたたかさ

と歌われるのです。

そんなにもすんなりと、前置きもなく
愛しさやあたたかさを出してこれるところが
作詞者、まりやさんの精神風土が
表れているように感じられ

ついつい、「辛いけど頑張ろう」に流れがちになるところに
堰を設けるように ストップをかけてくれて

どれだけの恩恵を受けてきたか忘れていませんか
十分に幸せであったことに感謝をしていますか

と問いかけられているような気持ちになります。

育ててもらったこと
絶望の時に寄り添ってくれたこと

これは親でもあり
いつもそばにいてくれる人たちのことでもあり
美しい風景のことでもありましょう

わたしにも、愛しい人のあたたかさが
あっただろうかと考えさせてくれ

そして

そうだ自分は恵まれていたと
(恵まれていない部分があったとしても)
思い出させてくれるのです。

スタートラインに立つことができる歌。

時には
「自分て、何してるんだろ?」とか
頑張りたくない時がありますが

頑張らなてくてもいいから
思い出してごらんと告げてくれることがありがたくて

気持ちをクリーンアップしたくなると
聞いています。

PS 毎年の誕生日に聴くのは、「人生の扉」です。(over 90 まで生きる予定はないのですが。。。。)