神野口 インターチェンジからすぐのカフェ

2015年07月08日

神野山へ時々ドライブに行きます。
でも名阪国道を通らないことが多く、神野口インターチェンジの近くに
今年から新しいカフェができていることを知りませんでした。

道と山の風景の中に、ぱりっとした佇まい。
オレンジ色のロゴが目印。

中に入ってみると、たっぷりと木を使ったインテリア。
もしかして、、、、と、うかがってみると、はやり吉野材とのことでした。
テーブルも特注品(吉野材)。
壁は珪藻土。大きな窓からの景色も気持ちいいです。
天然系素材の空間では、空気がたしかに気持ちいいと感じます。
ふだんの身の回りには、化学系の素材が圧倒的に多いため、
なおさら、その気持ちよさがよくわかるのかもしれません。

コーヒーは、轢きたてのハンドドリップ。
少し濃いめの味でした。

冬になれば、薪ストーブも活躍します。
薪は、ここを建てる前に苅った木をストックしてあるとのことで
「2年くらいはいけそう」とおっしゃっていました。
ここは社会福祉法人大和会さんが運営されており、障がいのある方がスタッフをされています。
近所の方からは、山の手入れをしてもらえないかとのお声もかかっているそうです。
薪がなくなる頃には、利用者の方がチェーンソーを持って
仕事される日が来るかもしれません。

薪ストーブ。薪は自給。

理事長さまのお話では
「今までは障がい者は支援される側だったかもしれないけど
これから中山間地での高齢化が進むにつれて
障がい者が地域に貢献する時がきている」とおっしゃっていました。

ここでも自伐型林業が生まれるのかしら?
少し嬉しくなりました。

また、社会的な課題を乗り越えるプロセスには
「おたがいさま」という気持ちで
できることを持ち寄り、関係が温まっていく、ということがあるのだと思います。
そうあって欲しいとも思います。

もうひとつ、ここの特徴を。それは店内に時計がないこと。

時間を忘れて、忙しい日常から離れて
ゆっくりしてもらいたい、と本気でお考えなのです。
その現れとして、客席から見えるところにはどこにも時計が見当たりません。
このゆったり感は、非営利目的カフェならではかもしれません。

「長居をするとお店の人に迷惑がられちゃう・・・」
なんてことを気にするわたしとしては
友人とゆっくり話がしたいときは
この店に来ればいいんだと、これまた少し嬉しくなりました。

 

 

Cafe SUN WOOD (カフェ サンウッド)
山辺郡山添村三ヶ谷1812-1
営業日 火〜日(月曜定休)
営業時間 8時から17時(時々9時からの日もあるそうです)
電話 0743-87-2012
名阪国道神野口インターチェンジから西南へ車で2分。

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