10月の終わりに初めての愛媛旅(2 道後温泉と松山の夜)

2016年11月06日

朝から松山入りをしたので、時間はたっぷり。

ガイドさん(M君のことです)の導きに従って、道後温泉を目指します。
私鉄の駅があり、その足下から直接!!温泉街が広がっているという、駅近温泉の町でした。
ぼっちゃん列車っていうんですか、観光客向けサービス精神あふれる市電がとまっていました。
どうやら松山市は、正岡子規、秋山兄弟、そして「坊ちゃん」の舞台、ということを
アイデンティティーにしておられるんですね。ぼっちゃん列車の搭乗員さんは、明治風のコスチューム。
ええやん。本気で。
ゆるキャラ系/萌え萌え系よりも、このような方向のほうが、わたくしは好きでございます。

失礼ながら写真はネットから拝借しております

そして、一目見ておきたかったのが、こちら。

道後温泉のアイコンともいうべき温泉施設。結婚式が行われていて、幸せな空気が漂っていました。

いよいよわたしも、ここに、入るのかー、、、、と、思いきや

「ここは、すごく混んでるらしいから、地元の人が行くような温泉に行こう」と、M君。

そうなのです、わたしたちは混んでいるところが実に苦手なのでありました。
渋滞や人混み、いつも避けています。
話がそれますが、人気のある場所というのは通常混みます。そのため、人気のある場所も避けます。
M君は、わたし以上に「待つ」「じっとしておく」というのが生理的なまでに苛つくようです。
わたしが人混みが苦手なのは、、、、息苦しく感じるから。
しかし、人気の理由というものには関心があります。人はなぜ、そこに集まるのか?人はなぜ、それが好きなのか?
そのためにはあえて混んでいるところへも見学に行くこともあるんですけどね。。。(いや、めったにないかな)
人気があるのに、ゆったりしている、、、、そんな場所は、きっとセレブ層向けなのでしょうね。

話を戻しまして、旅のおもしろさは、観光客向けに演出されたものだけでなく、むしろ
「地元の人」を感じることなのです。
わたしたちが行った温泉は、すいており、おじいちゃん、おばあちゃんがいっぱい。
「あの人、今日は来ないねー」みたいな会話が聞こえてきそうな。
銭湯じゃないはずなのですが、、、、銭湯っぽいところでした(笑)
それにしても、よく調べているガイドさんだわ。

道後温泉というか、松山というか、愛媛というのかわかりませんが
湯船の配置が違いました。
中央にどーーーーーーーーんと、大きな湯舟があり、シンメトリックなのです。
(近畿でよく見るのは、四隅のどこかにくっつけて湯船が配置されているもの。)

普段なら良くみかけるタイルがなくて、湯船も床も全部石でした。見た感じでは御影石のような。
これはこれは、お湯の熱がずいぶん石に吸い込まれそう、、、と思います。
しかし、一度暖まれば石が熱を保持してくれそうです。

元湯の温度が高いのか、しっかりした熱さのお湯。
たぶん39°とか40°くらい???
ぬるーいお湯の好きな人には、熱く感じるかもしれませんが
冷え性のわたくしには、願ってもない温かさ。
じっくりとつかって、芯まで温め、温泉の成分が肌からしみ込みますようにと瞑想状態(^^)

おかげさまで、車に戻った後もほっこりと温かくて気持ちがよかったです。

温泉には、スーパー銭湯にはないお湯の味わいがあります。お湯がトロッとしている感じがします。
近年、特に温泉が好きになっており、2週間以上も温泉に行かないと
「温泉行きたい…」と寝言のようにつぶやき始めるようになってきました。
(『フルサトをつくる』の伊藤さんが、フルサトの条件に温泉をあげている気持ちがわかります)

温泉のあとは、ホテルに向いました。

土地勘がないせいか、いろいろ動いたように感じましたが、あとでマップを見ると
非常に狭い範囲を動いているわたしたちでした。
泊まったホテルも、お城の近くでした。
荷物を置いたら、さあ飲み会をしましょう。
「地酒の呑めそうなところがいいな」と思っていると、M君はすでに、あたりをつけているようです。
ほんまによく調べてくれているガイドさんだわ。

ホテルから歩いてスグ。着いたお店は、親しみやすいけど料亭のような品もある、とっても印象のいいところ(^^)
お店のお兄さんもいっしょに写ってもらいました。お兄さんありがとう。

松山の中心的ランドマーク、三越の正面の路地を入ったところ(にあったような気がする)お店。美味しかったです!!


快く、いっしょに写ってくれたお兄さん。

お酒のメニュー。

これも美味しかった。


わたしが選んだのは、すっきりとした辛口。
M君が選んだのは、すっきりとしているのに、口の中でコクのある複雑な味がぱーっと広がる感じのお酒でした。
(人のお酒を味見したがるわたし)

お料理も丁寧に作られていて、満足しました。
最後は、ごはんもので。

これ、豚だったかな、、、美味しかったわ。

食べ過ぎるとマジで苦しくなるので、ちょうどいいところで終わるのが大事。

すっかり酔いましたが、ホテルはすぐそこ、あとは寝るだけ。
いいなあ、旅って!

ちなみに、泊まったホテルは早割で予約したため、とてもお得でした。
ガイドさんが優秀で、助かります。

さて、夜があける前に、M君は本来の目的を果たすため、釣りに出かけます。
わたしはその間、松山のまち歩きをする予定。M君のような方向感覚がないため、グーグルさんが頼りです。
特に行き先も決まっていませんが、、、、どうやって過ごそうかしら?

ではでは、おやすみなさい。
つづく。

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