承認欲求の否定

2017年02月14日

遅まきながら、『嫌われる勇気』を読みました。

なんとなく、旬が過ぎてから読みたい本でありました。

その中で、面白かったのが「承認欲求を否定する」の話。

褒められるために行動しない。
褒める人は、コントロールしたいのだから。
他者もまた、あなたの期待を満たすために生きているのではない。

「嫌われたくない」は、人間として自然な欲望。と、認めながらも
それを満たすために、、、、というモードに入ってしまうと不自由であり、happyではない。

承認されたい欲求ではなくて、
他者に貢献している「貢献感」がhappyのもと。
貢献したのに、、、などという感情が発生しようのない次元。
おかあさんがルンルンとお皿を洗っているのと同じ。
(お皿洗いを面倒で苦痛に感じるかどうかは、そのお母さん次第)

はっきり言うなあ、と思ったこと。
人に褒められたかどうかで、貢献できたかどうかをジャッジするのではなく

貢献感という主観的な感覚を持てれば、「それでいいのです」

なんと。

「それでいいのです」ね!!

その他、介入じゃなくて勇気づけ。
縦関係より横関係。
褒めても叱ってもいけない(子育て中の人には衝撃かも)
などなど、「いいなあ」「おっと、これは気づかなかった」が、たくさん。
(これは、人に同意を求めるようなことではありませんね。
読んだ人それぞれに託されたことであります。)

そして、そのムコウにあるゴールとは?

へー。そうくるか。。(続きは本をお読みください)

ともあれ、承認欲求の否定はおもしろいです。
世の中全パンは、承認欲求ありを前提にしていますし、それを認めつつも
居心地悪く感じることもあるのでしたが、
なんだか腑に落ちました。