貧しさの意味、豊かさの意味。

2017年02月25日

貧しさも豊かさも、よく使うことばですが
意味が変わってきているような気がします。

戦後の記憶が残っている人にとっては
モノやお金がたくさんあることが豊かさ。
その逆が貧しさ。

バブル以後に生まれた人は
モノやお金を追いかけた果てに幸せは待っているのか?と
疑問に思い、
自然の豊かさ、心の豊かさを
豊かと感じるように思います。

その中間の世代であるわたしは
お金に目がくらんだかのように
山を削り、ダムやゴルフ場や新興住宅地に変え
川をせきとめてダムに、
川岸をコンクリートに
田んぼを市街地に、、、
と激変する様を見てきました。
子どもの頃は、「新しくなる、キレイになる」と
喜ばしくさえ感じました。
ですが、大人になるにつれ(この間、世間はお金まっしぐら)、
「これでいいのか」と感じました。
(感じない人もたくさんいたと思います。)

今は共感しあえる人が増えてきてる。

若い人たちにとって、
自然という資産は死活問題。
本気なんだと思います。

開発と保護が対立するのでなく、
自然に近い開発、保護しながらの活用、
そういうのが、これからの時代に
あたりまえになるといいなと思う。

どんなふに暮らしたいですか。。。

水と緑と土に恵まれたこの国では、
すでにある自然をいかして暮らせていた時代が
ほんの100年前まであったのですから
その知恵を振り返り現代の技術をとりいれながら
21世紀バージョンの自然共生文化が
育つことを願ってやみません。