飛鳥光の回廊へ行ってきました

2013年09月16日

ワタクシと親しい人たちにはご存知いただいていることですが
Rが出演するときは、できるだけ出かけるようにしています。

この夏、明日香村地域振興公社さんからRに連絡があり、
「飛鳥光の回廊」に出ませんかというお誘いをいただきました。

明日香村には何度か行ったことがありますが
奈良県北部に住んでいると、南部は大阪より遠い場所で
(南部の人にとっては逆に北部は遠くて)
幸か不幸か、プチ旅気分になれる場所。

そこで光のイベントがすでに10年も行われていたとは…
存じませんでした。燈火会的なるものあちこちにあるイメージはあったのですが。

それにしても、なぜ、Rのことをご存知なのか謎でした。
そんなに有名じゃないはずなのです。これは確かです。不思議であります。
なんでも推薦する人があったとか。
どなたですか?まったく心当たりがありませんでした。
不思議、不思議。

それは、打ち合わせから帰ってきたRが
浮かれるほど楽しげに「Aさんて人だったよ」と言ったので
すべて理解できたのでした。関連記事

こういうことがあると、本当に楽しいですよね。「あ、つながった」っていう。

Rは事務所もつかず、自己マネージメントでやっているので
そのぶん、お声かけくださった方と本人が、人間的にもつながることができるのが
(大変だけど)いいことなんじゃないかなあと思います。
音楽だけに専念できたら…と、本人は思っていると思いますが、
今はこういう経験がRにとって必要で大切なことなんだと思って見ています。

村中のあちこちで、趣向をこらした催しが行われる中、
会場となったのは万葉文化館駐車場(無料)に隣接した場所でした。
出演時間は7時と聴いていましたが実際には8時だったり、
場所も2転3転と変更になったり、そのためか、やや行き当たりばったりなライブでしたが
結局「光のマルシェ」という飲食ブースが並ぶ場所におちつきました。

この「光のマルシェ」というのは、今年から始まった企画だそうです。
この中に、Rが毎月、公開配信カフェライブをしているお店が出店されていました。
それはフランジパニさん。
いつも何を食べても美味しいなあということは気づいていたのですが
この日、ほんとに店主あやのさんが作るものは、めちゃくちゃ美味しいのだと
改めて驚きました。
それがこの自家製小豆のあべかわ風。
甘いものが好きでないワタクシが、絶賛できる味わい。

自家製小豆のあべかわ風

準備が大変すぎて、もうイベントでは作らないかも、とご本人がFBに書いていらしたくらいの
手間ひま作品です。手間ひま=価値があるとは限りませんが、これは、
手間ひまをかけないと出せないやさしい味。薬膳級の癒し。

それからミネストローネも美味しかった。おかわりする人が続出したそうです。

ミネストローネ

※写真はFBからお借りしました。

フランジパニさんはロゴがPrangi Pani と、Pで始まりますが
フランジパニさんです。今後はイベント出店にも意欲的な気配ですので
どこかで出店されてたら、是非味わってみてください。

できることなら全部の店を味見したいくらいでしたが、お腹が空いてなかったので
(というか、最初のうちはお腹が痛かったのです。そのうちなおってきて、)
これ以外にはビールを飲みました。

ライブのほうは…。

最初はRの音楽友達でもある中村かほちゃん。続いてR。

Rの途中で、かほちゃんにピアノで参加してもらい
ハンバートハンバートと、くるり(だったかな)をカバーもしてました。

R(普段はBASILとして活動することが多いです)

雨ももちこたえ、なんとか無事に終われました。マルシェは大変多くの人で賑わっていました。

実は、ワタクシ、Rの歌が終わるころには立っているのがしんどくなってきました。
基礎体力のない中高年でございます(汗)
(マルシェの賑わいの波が一段落したらベンチを増やしてもらうとか、
そんなことは無理でしょうかしら…。)

こうして、初光の回廊体験が終わりました。
なんでも過去最高の人出だったそうです。村のキャパシティー限界に近かったと。
光の回廊は今後も、もっと盛り上げていきたいと夢を描いていらっしゃいます。
わたしも、おもてなしゴコロ満載のこのイベントは
どなたが来られてもほっこりお楽しみいただけるのではと思います。

東大寺や興福寺よりも、もうひとつ古代の日本の面影。
寺院だけでなく、守られた風景が語るものに触れてみてほしい。
わたしたちの祖先は、ずっとこの風土を守ってきたのだとういうこと。
この心をこれからはもっと取り戻さなければならないということ。
ほんとうは税金で保護するというより
あたりまえに必要とされるべきものではないかということ…。

村に一歩踏み込むだけで、空気が変わって感じられたとき、
明日香村には、象徴としての役目があるのかなと思いました。
この空気によって、わたしたちはいろんなことを思いだすことができるはずだと思いました。

Aさんにもお会いできて、ご挨拶し、お喋りもし、FB友達にもなれて、嬉しく思います。
また、明日香村さんには「来年といわずまたイベントに出てね」と
言っていただいたそうです。お言葉が、なんとも嬉しいです。

Rの声は、オカリナタイプ。ハスキーでもなく、キンキンでもなく。
メロディーは覚えやすそうでシンプルで、気持ち良い動き。
ポップスでもなく、ロックでもなく。最近ゆるさが出てきました。
歌詞は? Aさんいわく「女々しくてセンチメンタル爆発」ですって。あたっているかもー。

ほんとはお祭り向きというよりは
ひとりで聞くような歌かしら。すいません、お祭りにでちゃって。

Rは「その人といっしょに年をとるような歌」を歌いたいそうです。
まずは一人でも多くの人に届いてほしいと願っています。
どこかでお見かけになりましたら、聴いてみてくださいませ。

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