「天皇杯、1回戦、勝利。ほっ。」から1週間後。

9月7日に、2回戦。いよいよここからJとの対決。相手は昨シーズンまでのJ1、ヴィッセル神戸でした。

あ、でもその前に…。

わたしは、サッカーの天皇杯というのが、一昨年くらいまでよくわかりませんでした。シーズンの途中なのに、なんで優勝カップを持って喜んでるの？？？
という具合でした。

天皇杯は、シード出場チーム（J1、J2の全チームとJFL所属の前期上位チーム）と、各都道府県代表47チームが出場して、トーナメントで戦うものです（日本サッカー協会・日本プロサッカー協会　主催）。１シーズンを通して勝ちを競う関西リーグ公式戦とはまた別枠の、大会。毎年秋から始まり、優勝戦は新春元旦です。
地域リーグの奈良県代表、奈良クラブと、Jのチームはどこかで当たります。それがだいたい2回戦。
昨年は、奈良県代表…クリア、1回戦：VSアミティエSC…クリア、2回戦：VSセレッソ大阪…撃沈、という結果でした。
セレッソとやれる、ということの意味も、最初は実感がなく、スタジアムの最寄り駅に降り立ったときに、駅全体から商店街にかけてセレッソカラーで満ちあふれ、地域をあげて応援している空気に触れて、「これがJ1なんだー」と、お登りさんになっていました。負けたけど、熱い試合でした。奈良クラブのサポーターたちが、負けを予期しながらも、負けん気で応援しているのも、J1とやれるのを誇らしく喜びと感じているのもわかり、これが天皇杯なんだなと思いました。試合後、互いのチームにコールしているのを見ると、ちょっと、感動で。サッカーがわからなくても、こういうことはすごく伝わる。

そういう昨年の予習がありましたので、今年も是非とも応援せねばということで、行ってきました。奈良クラブから応援バスツアーが企画されたので、申し込みました。（奈良交通の運転手さんに、いずれこのバスでサポーターの民族移動が起こりますから、そうなるように盛り上げましょうと、しっかり伝えました）
場所は兵庫県にある三木防災公園陸上競技場。
リッチな会場でございますよ。
一昨年、ここで、奈良クラブは地域リーグ優勝を決めたのでした。思い出の場所。

（熱心系の）サポーターたちは、屋根のある普通の観客席でなくて、ゴールの裏側の芝生席で応援するものなのだそうです。これも、学習済み。
わたしは観客席からも見てみたいなあ、よく見えそうだなあ、と思ったりしますが、
やっぱりみんなと盛り上がるのが楽しくて、サポーター（芝生）席です。
昨年と違うのは、対戦できるだけでも嬉しいというより、
ジャイアントギリングを起こそうぜ、というムードが高まっていたこと。

試合結果は　奈良クラブのHPにアップされてるとおり、1-3で負けました。

チャンスは両チームにあったように思います。
でも、ヴィッセルは一瞬のチャンスをモノにしてしまう。奈良クラブは、ミスってしまう。そんな感じでした。
試合がもうすぐ終わるというとき、3-0の状態。
「0はいやだ、意地を見せたい」と、選手もサポーターも思っていたと思います。

そこへ、岡山選手のヘディングが決まり、1点を返したのです。喜ぶ岡山選手。
このときのことをあとでご本人がコメントしていらっしゃいます。

「（得点してゴール裏まで行かなかったのは）チームメートに止められたからです。『オカさん、まだ終わってない！』って（笑）。自分としては、０−３で終わるのではなく、１点返して一矢報いればいいかなと思っていたんだけど、みんなは残りの時間であと２点を取ろうと必死だったんですよね。だから、喜ぶ時間も惜しいと。いや、当たり前の話なんですけど、ベテランの僕があいつらに教えられた、そういう試合でしたね」
スポーツナビより　

ちなみに！この記事は、先日いっしょにビールを飲んだ宇都宮さんの執筆です！

奈良クラブ、本気で勝とうとしてくれていたんですね。くー。来年は、本当に勝とうね。

ぜひとも紹介したいのが、奈良クラブのtwitter。こまめなリツイートで、奈良クラブに寄せられるつぶやきが集まっています。
少しタイムラインをさかのぼることになりますが、天皇杯関係のつぶやきを御覧下さいませ。天皇杯って、いいなあ。（あ、もっと悔しがらねば。）

奈良クラブtwitter　https://twitter.com/naraclub_info

さて、今週末は、関西リーグに戻ります。今シーズンもあと3節（3試合）となりました。
9月15日、鴻ノ池陸上競技場でのホームゲーム。迎えるのはアイン食品さん。すみませんが、勝たせていただきますね。勝たないと、降格が…。
そんなどきどきの一戦を、見届けてください！奈良クラブまつりも同時開催、サッカー以外のエンタメ要素もパワーアップしております。
（Rがライブでなかったら、この日、ほうき星を歌わせてもらえたのに…ちょっと残念。R、ライブはホームゲームと重ならないようにしよーよー）