高一時代の先生の言葉 時々浮かぶことがある。

2020年07月30日

昔のことではあるけど、高校1年生の頃の話。

担任の先生のことば。

土の上で足を引きずって線を描くときのことを想像せよとのこと。

「まっすぐ歩こうとして、後ろを振り帰って確認ばかりを見ていると
かえって蛇行してしまうものだから、
遠くをみて、あそこへ行こうと思ったら
あとはあんまり考えないでひいてると
案外まっすくひけてる」

というふうなことをおっしゃった。

若い時は、どうなりたいのか?をさかんに自分に問うことが多い。

先生の言葉は、あんまり細かいことを考えないで
今を一生懸命やっていれば、悪いようにはならない、という意味だと思う。
ただし、いきたいところから目を離さずに。

実際、先が見えなくてどうしていいかわからないときは
「今はとりあえず、目の前のことを一生懸命頑張ろう」と思うことが多かった。
こう考えると、不思議におちついた。
何も解決していないけど、おちつくのだ。

先生の言葉が、自分の中に残っていたのかな。

今では、こう思う。

妄想の中に、自分がしたいこと、行きたい方向へのヒントがある。
現実に戻ったら、一番小さな目の前のことをやる。
大事なのは、手段を考えないこと。
なぜなら、自分が想像できるような方法で叶うことはあまりなくて
たいていは、想像していなかったことが鍵になるから。
だったら、考えたり悩んだりしてもしょうがない。
自分に正直になって、向かいたい方向を遠く眺めながら
今がそれにつながっていると信頼することだ。
そのうえで、どんなに小さくてもいいから、
もしかしたら全く関係ないと思われることであっても
ひとつ行動してみることだ。
そこからのつながりに注意せよ。
悪いようにはならないから。