特番堪能 

2014年12月28日

こんな日がいつかは来ると思っていましたが、奈良テレビにて、
奈良クラブの昇格を記念してか、祝ってか、
特番が放映され、夫婦そろってオンタイムで堪能いたしました(^^)

Jリーグはオレたちを待っている

奈良クラブの存在を知ったのが2010年。応援し始めたのが2011年。
奈良クラブが前進の都南クラブから名称を変えて「奈良クラブ」となったのが2008年。
(うちの遼介が初CDをリリースした年だったのね)

特番ではそれ以前からのなりたちを追いかけ、
今年までの経過をわかりやすくまとめてくれていました。
主人公の矢部さんの育英高校時代の勇姿や、
都南クラブ時代の「よく残してくれてました」というシーンも
盛り込まれていました。

それにしても…
2013年の関西リーグ5位から
今年のJFL昇格までのジャンプアップが、やっぱりすごい…。

コールリーダー生駒さんを中心に人間味あふれるサポーター集団ができてきて、
応援はJリーグのよう、と言われるようになったこの状況下での昇格。
とても似つかわしいです。
(社会人サッカーチームは、地域に広く温かく応援してもらっている所は少ないと聞きます)

 

 

その日の昼間、わたしたちはバンビシャスのホームゲームを見にきました。
前から一度行きたいと思っていたのですが、このたび、やっとタイミングが合いました。
そこで痛感したのは、スポンサーの数です。
バンビシャスはプロチーム。さすがでした。

今年の奈良クラブを見ていて、やっぱり補強で強くなるんだなと理解しました。
これは現実。
補強にはお金が必要。
高給=能力の高い(あるいは経験値の高い)選手。

バンビシャスのように、たくさんの地元企業から
お金が集まるようになるでしょうか?なれるでしょうか?
これは運営サイドの課題でありましょうから
一人のファンがどうこう案じてもいたしかたないです。

そう思いながら… … …
まだ、わたしは最初に奈良クラブを応援したくなったときの思いを
ひきずっています。

奈良には大きな企業が少ないかわりに
一人が1万円でもいいから会員になって、
それを1万人集めて予算を作ったら、
ほんとにすごいことになる。
正真正銘、地域の人の思いに支えられた
日本に誇れるチームになる…。

(10000円×10000=100,000,000円=JFLのほぼ予算)

これを来年3月から始まるシーズンに間に合わせるのは
無理な話かもしれませんが、
いつか、奈良がそんなことになったらいいなという
夢は捨てないでいこうと思っています。

企業スポンサーだけで潤沢に潤うチームは、
選手だけの立場で考えたら不足はないのかもしれないのですが…
会費を払いたいと思うような
ある程度熱い気持ちを持つ人がたくさん集まることによって生まれる空気、
これが奈良を元気にすると思うからです。

奈良の人は、もともと、そんなに熱くありません。
たしかにそう感じます。
熱過ぎて浮かないように慎重な感じ。
熱い!と思ったら県外の人。ってことも多々有ります。

それでもいいと思うんです。
おっとりした奈良の人が
「奈良クラブ、ええねえ、がんばってるねえ」と言って
勝利を喜んでくれるようになったら…
ほんとに嬉しい。

奈良らしいサポーター文化ができていったらいいな。

そのとき、新しい人にも寛容で、
困ってる人には親切な
奈良クラブから生まれる人のつながりが
できていったらいいな。

と、ひっそり夢みています。

これからの奈良クラブはJFLを1年で卒業することを
目標にしているとのこと。
ますます、必要なお金も膨らんでいきます。

お金集めはチームの仕事でしょ、だけじゃなくて、
応援しようと思う人が無理なく自分にもできる方法で
奈良クラブをいっしょに支えたら、
金額の多寡にかかわらず「自分も一助となっている」という喜びをもって
いっしょに結果をわかちあえるでしょう。

「ゴーーーーール」の瞬間が
たまらなく嬉しくなるでしょう。

我が子が通学している学校のチームでもなく、
職場の会社が持っているチームでもなく、
選手たちとはなんの血縁もなく、
応援しなくちゃいけない理由なんて、ないんですよ。
なのに、嬉しいっていうこの現象。
岡山一成選手はじめ、みんなが
「応援ありがとう」と必ず言ってくれる。
ほんとに面白いので、
まだ奈良クラブのホームゲームを見てない方、
3月になったら、ぜひごいっしょしましょう。